津島市文化会館

台風の心配もあったが、台風が勝手にコース変えてくれたおかげで何とか行われる。しかし、リング内の準備は遅れがちで、開始ギリギリまでドタバタしていた感があった。台風で興行自体が危ぶまれていただけに仕方ないのか。入場してもロビーまでで一度止められていて、中の様子を覗くとCIMAがウェイトトレーニングをしていた。

◆第1試合◆

新井健一郎、○横須賀享[11分57秒 横須賀ライナー]×斉藤了、ドラゴン・キッド
Final M2Kが結成されてから見れた、ちょっと前までは考えられなかったタッグ。ここで火花が出たのはアラケンVS斎了のボウズ対決。斎了は無謀にも頭突き対決で挑み、ことごとく自爆する。最後はウラカンか何かかなと思って試合結果を見ると、あれが横須賀ライナーだったわけですね。結果としてキッドの存在はかすんでたね。

◆第2試合◆

○ジョンソン・フロリダ、ダニエル三島マイケル岩佐[6分59秒 首固め]×しゃちほこマシーン、堀口元気マグナムTOKYO
フロリダが先に入場し、ジョンソンを紹介し、マグナムと堀口を罵倒する。「マグナムは踊ってもう試合やめようとか言うに決まってまーす」とか、「マグナムはダンス以外取り柄ありませーん」などと言い放つ。そして、マグナムと堀口が堀口のテーマで登場。すると、マグナムは機嫌を損ねたらしく、ダンスは踊らなかった。当初の対戦カードではフロリダブラザースと堀口マグナムの予定だったが、セコンドのジョンソンは「のーせこんど!あいわなふぁいっ!!」とダダこねて。そうなると、3対2だから残りの一人は?という事になり、出てきたのが中日ドラゴンズのユニフォームを着たしゃちほこマシーンが登場。マグナムは一度拒否するものの、後に市川が出たら「やっぱこっち(しゃちほこ)のほうがいいや」という事になり、急遽3VS3が始まる。フロリダは相手にマグナムが立つとみんなオドオドしていたのが笑えた。マイケルがパントマイムで壁を作ろうとすると、壁ができる前にマグナムがドロップキックを喰らわせ、いつものムーブを封じる。次は星条旗椅子の登場。殴られたフリもしっかりレフェリーの玉金は見ていて、転がる椅子を足でリングの外に落とす。万策尽きたかと思いきや、出ました、ジョンソンのトリックプレイ。ジョンソンがしゃちほこからバックを取られたところで、自分のマスクの下半分をめくり、玉金がマスクを直しに来ると、その隙にジョンソンが後ろへしゃちほこの急所を蹴り上げる。ひるんだ隙にスモールパッケージでカウント3。

◆第3試合◆

brother YASSHI、○大鷲透近藤修司[12分39秒 体固め]×アンソニー・W・森YOSSINOミラノコレクションA.T.
まず、このカードの見ものはイタコネの入場。なな何と、イタコネがダンサーのオネーチャン従えているじゃないですか。マグナムのマスクのイタリアンバージョンかぶって。3人の前で二人が踊り、まずはYOSSINOがコーナーに上り雄たけびのポーズ。オネーチャンはそれにシンクロして雄たけびのポーズをとる。引き続きアンソニーがコーナーに上り手を前に置いての敬礼ポーズ。オネーチャンもシンクロしてポーズを取る。そして、ミラノが決めのポーズ。5人で決まった。引き続き悪冠の入場。っていつもと大して変わらないが、強いて言うならブラザーに妙な凄みが加わっていたぐらいか。まず、コールが行われる。アンソニーの時の紙テープの量がすごいと思ったら誕生日だったんですね。おめでとう。ミラノのコールで悪冠が襲いかかり、場外になだれ込んで試合が始まる。序盤はブラザーが捕まる。今回はブラザーのひげを掴んでその掴んだ手を蹴る攻撃を繰り返していた。次は悪冠にアンソニーが捕まる。何度も意地を見せて起き上がるが、最後は近藤のキングコングラリアットと大鷲のダイビングボディプレスのコンボに沈められる。

◆休憩前◆

Do FIXERのダンスタイム
ダンサーとDo FIXERのメンバーがなだれ込み、マグナムは椅子を収納する台車に乗って登場。白の作業シャツに白のニッカポッカのドカタルックだ。マグナムはそばに居た女の子にピンクのビニール傘をプレゼントする。リングではマグナム、堀口、ダンサーのオネーチャン二人が踊り、コーナーでは斎了とキッドが傘を回している。引き続き斎了がダンス。久しぶりだ。去年の年末の名古屋で聞いたカラオケマシーン2号による歌詞を少し思い出してしまった。無事終わると、全員蜘蛛の子を散らすように去る。会場も盛り上がる。

セミファイナル◆

K-ness.望月成晃[8分52秒 青き光]菅原拓也、×高木省吾
これは対戦カード知った瞬間に勝敗は読めた。ここで自分がすごいと思ったのは菅原の蹴り。このカードに関して言うと、蹴りの名手のモッチーとK-ness.が居るが、菅原だって負けていない。菅原がK-ness.の左肩を蹴る時の威力は客席まで伝わるぐらいだ。(右肩蹴ればヒールとして合格と思ったけど、利き足の問題もあるか。)モッチーの蹴りの威力がすごいのは周知の事実だが、菅原のすごさも改めて知る。ジェットはやはりパンチのときにニヤケていた。K-ness.ジェッジェッジェッをパクって逆襲したが不発に終わる。モッチーもジェットに二角蹴り、三角蹴りを喰らわせたりもする。終盤に差し掛かり、菅原がK-ness.を十三不塔に仕留めようとするが、モッチーがカット。またも場内外で戦いが繰り広げられ、モッチーが菅原と場外でもみ合ってる隙にK-ness.の青き光が入る。や否や、ジェットはすぐにギブアップ。思わず自分の口から「はやっ!」って言葉がこぼれた。試合後は神戸以来のK-ness.のテーマ。「でれでれでれでれでれれでれでれでれでれでれれでれでれチンチンチチンチンチンチチンチン・・・・」が妙に懐かしく聞こえた。


◆メイン〜初代オープン・ザ・トライアングルゲート王座決定6人タッグリーグ戦〜◆

谷嵜なおきセカンド土井、○ドン・フジイ=(2点)[15分49秒 体固め]×鷹木信悟TARU、CIMA=(0点)
まずはアイパーズが入場。テーマ曲はマーチ調のアイパーズのテーマ。「♪オレたちアイパーズ オレたちアイパーズ アイパー アイパー アイパー アイパー・・・・・」が耳に残る。「高いところから失礼します」で始まる自己紹介&3人による漫才が始まる。フジイさんが二人のアイパーをヅラみたいと言った所からヅラに関する漫才が繰り広げられる。引き続きクレイジーの入場。鷹木も新人のぎこちなさは微塵も感じさせず、堂々とした入場だ。クレイジー○ァッキンのゴングはTARUが叩いていたが、やはりフジイさんのほうがしっくり来る。CIMAはマイクを取り、「谷嵜、お前、マイクもしょっぱいな」と言い放つ。さらに「今日は鷹木がお前に勝つぞ。お前体格ですでに負けてるぞ」と続ける。谷嵜は普通に「オレだって意地を見せますよ」と返すが、会場の雰囲気は微妙に。谷嵜はそれでも「今日はやられてやられて、そしてやられた上で勝ちますよ。」と頼もしげなセリフを吐くが、これまた空気を微妙にしてしまう。試合が始まり、リングには谷嵜と鷹木が。力比べでは圧倒的に鷹木有利。しかし、少しでも長いキャリアの谷嵜がその利を小技で見せ付ける。鷹木の相手がフジイさんに代わると、ぶつかり合いが始まる。鷹木がタックルでフジイさんを倒すと会場が沸く。チョップ合戦では鷹木もなかなかすごかったが、ここはフジイさんのほうが一枚上手。フジイさんとTARU、土井とCIMAの対決も繰り広げられ、まずは谷嵜がつかまる。鷹木が谷嵜に重い水平チョップを喰らわせる度に会場は沸く。谷嵜は土井にスイッチすると、土井は鷹木に執拗に張り手で迫る。土井が膝まづく鷹木に「オラ、オラ、どうした?かかってこい!」と挑発的に張る。この光景は新鮮だ。CIMAとTARUはコーナーから「返せ!」と声を出す。一方谷嵜がエプロンに腰を下ろして息を整えているとCIMAが背後から忍び寄り、谷嵜に攻撃を加える。おそらく試合中に腰を下ろす姿が許せなかったのではないかと思う。鷹木がの攻撃を凌ぎきるとCIMAにスイッチ。空中戦が繰り広げられ、土井がコーナーに上ると、CIMAはヴィーナスを仕掛けるが、土井はのけぞってすかしてミサイルキックを喰らわせる。再度、谷嵜が捕まり始めるとCIMAのアイコノクラズム、パーフェクトドライバーを喰らい、ピンチになるが、最初に言った意地を見せてカウント2で起き上がる。アイパーズは鷹木を捕まえ、コーナーへの串刺し攻撃。谷嵜のFHも光る。DOI555も見舞い、フジイさんがチョークスラム。起き上がりそうなところで土井のバカタレスライディングキック。最後はフジイさんのチョークスラムでピン。試合後はフジイさんがマイクを取り、「まずは鷹木の頑張りに拍手を」と鷹木を称える。「この1勝は大きいよ。これも谷嵜がやられて、やられて、やられ抜いてくれたおかげだ」と谷嵜の奮闘も称える。最後はアイパーズとクレイジー(鷹木除く)のサイン会が人数制限ナシで行われる。

イタコネ 3戦2勝1敗 勝ち点4(残り3試合)
悪冠一色 1戦1勝0敗 勝ち点2(残り5試合)
Final M2K 1戦1勝0敗 勝ち点2(残り5試合)
アイパーズ1戦1勝0敗 勝ち点2(残り5試合)
Do FIXER 2戦1勝1敗 勝ち点2(残り4試合)
CRAZY MAX 3戦0勝3敗 勝ち点0(残り3試合)
フロリダ 1戦0勝1敗 勝ち点0(残り5試合)