岐阜・岐阜商工会議所大会観戦レポート

試合前
会場に入るとCRAZY MAX(除鷹木)のサイン会が行われていた。しかし、そのサイン会に参加できるためには条件があって、サイン会のブースで販売されていたクレイジーのハンドタオル&リストバンドのセット(1000円)を購入する事であった。自分はパンフを購入し、パンフにサインをしてもらう。席は割引券を使って3000円の席をゲット。しかし、4列目。岐阜は安い席でも比較的見やすい場所だから嬉しい。しかも、選手の入場口の近く。
Q.T.Honeyの曲が流れ、テーマ曲が流れ、菊池リングアナから対戦カードが紹介されるが、岐阜県各務原市出身の市ちゃんの名前は出ず。最後に「なお、本日出場予定でしたストーカー市川選手は練習生に腕を極められ、病院に搬送されたため欠場となりました。ご了承ください。」と付け加える。客席からの欠場を惜しむ「え〜」の声は全くナシ。むしろ大爆笑が起こる。


◆第1試合◆

望月成晃K-ness.[10分24秒 ツイスター→体固め]菅原拓也、×高木省吾
あれ?これって津島でやったカード(10/9の日記参照)だよね??津島ではジェットがK-ness.の青き光に沈んだけど、今度もまさか同じ結末?と一抹の不安を抱いた。いざ試合始まってくれると、以前と似た内容でも普通に見れてしまうから不思議だ。ここでも菅原の豪快さが目立つ。前にも書いたが、菅原の打撃ってやはりかなりの威力だった。ジェットがモッチーにジェットラッシュを見舞おうとするも、う〜〜の部分で蹴りを入れられる。K-ness.には鎖を巻いてのジェットラッシュが決まる。しかし、逆にK-ness.ラッシュが繰り出される。会場の掛け声は「クネス・クネス・クネス」と「ジェッジェッジェッ」が混じってた。結果としてはK-ness.ラッシュは決まらず。最後はモッチーが綺麗にツイスターを決めてピン。津島と同じ結果でなくて一安心。


◆第2試合(当初の予定)◆

マイケル岩佐ダニエル三島 VS TARU VS 堀口元気
最初はフロリダが登場。会場にセコンドのジョンソンを紹介。「空手有段者のTARUと空手対決をしようじゃないですか」とTARUを煽り、「堀口はハゲ以外いじるところありませーん」とコキ下ろす。TARUと堀口が入場し、試合が始まる。堀口が自らH.A.G.Eコールを客席に促すが、その間にフロリダとTARUが退場しようとする。堀口は呼び戻そうとし、まずはジョンソンがフロリダコールの音頭を取り、コールを促す。TARUは入口のカーテンから顔だけ出して動く気配がない。するとどこからともなくTARUコールが始まる。最初のMCどおり、TARUの蹴りを誘発する。マイケルは太股にローキックを喰らい、もんどりうって自陣コーナーに戻る。ダニエルも太股のローキックでのた打ち回る。堀口は「そんな、大げさだよ」とさわやかに立ち向かうが、同様のキックでハイテンションなリアクションでのたうちまわる。その光景を見たジョンソンはたまりかねてリングに上がる。TARUの蹴りを誘い、ことごとくブロックする。時には正拳突きもかわす。会場は拍手。マイケルが「すばらしいでーす」と近づくとジョンソンはアームホイップを見舞う。ダニエルにも、堀口にも、TARUにも、そして「どうだ!」と言わんばかりにポーズを取る。あれれ?このムーブ、どこかで見たことあるぞ。と思ったところでジョンソンがいきなり「あいわなふぁいっ!」とゴネだす。堀口がマイクを取り、「3対1対1で俺たち圧倒的に不利になるじゃねーかよ!」と言うと市ちゃんのテーマが流れ、腕を吊った市ちゃんが登場する。市ちゃんが3対3を提案するが、最初は堀口とTARUが組むのを断る。しかし、市ちゃんが地元だからってだけの理由で二人を握手させ、組ませる。調子に乗って市ちゃんはTARUに張り手を食らわせて気合を入れる。しかし、TARUは鳩が豆鉄砲食らったような表情を見せる。

◆第2試合(緊急決定カード)◆

マイケル岩佐ダニエル三島、○ジョンソン・フロリダ[4分43秒 ブレーンバスター→片エビ固め]TARU堀口元気、×ストーカー市川
いざ始まると、市ちゃんが敵味方関係なく一方的に攻められる。みんな(レフェリーの玉金も含む)が横たわる市ちゃんを容赦なく踏みつけたり、みんなで前転でプレスしたり、挙句の果てには玉金がフォールに行くがこれはカウント2で返される。その後はフロリダ得意のムーブが続く。「わざとでーす」「わざとじゃないよー!」はマイケル&ダニエルがジョンソンを攻め立てていた。その後、リング上は全選手が入り乱れ、市川がジョンソンの頭を抱え込み、ブレーンバスターを宣言。しかし、お約束の如くブレーンバスターを喰らい、あっさりカウント3。
試合後は堀口がマイクを取り、「お前いきなり出てきてナニ4分ちょっとで負けてるんだよ!お仕置きだ」と言い、TARUが取り出したのはゴムパッチン。口を離させないように市ちゃんの首に巻いて、両端をTARUと堀口が延ばしていく。市ちゃんの後ろでは玉金がしっかり抑えている。そして、玉金と一緒に会場が1,2,3,4,とカウントを入れ、二人がゴムを手放す。するとバサバサバサッと思いのほか大きな音を立てて市ちゃんに命中。そして、抑えていた玉金も勢いで倒れる。

◆第3試合◆

brother YASSHI近藤修司、○大鷲透[15分3秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め]マグナムTOKYOドラゴン・キッド、×斎藤了
前の試合を終えたばかりの堀口が間髪入れずダンサーとして登場。コーナーでは斎了とキッドが傘を回す。リング上ではダンサーのオネーチャン2人、堀口、マグナムが軽やかに踊る。相変わらずオネーチャンの腰つきがセクスィーだ。引き続き悪冠一色の入場。ブラザー、近藤、大鷲がそれぞれに凄みを利かせて入場。悪冠がリングに上がると、まずはマグナムがマイクを取り、「俺は岐阜で絶好調なんだけど、悪冠のやつら、岐阜の事ボロクソに言ってたぞ」とブーイングを煽る。対するブラザーは「岐阜出身のストーカー市川はカス野郎や。だからお前らもカス野郎や!」と吐き捨てると、案の定ブーイング。近藤と大鷲は客席にメンチを切る。さらにブラザーは「個人的に岐阜は嫌いや。去年ここで靭帯ゆわしてもーたんや。*1お前らのせいじゃ!」と言葉を続ける。すると再度お約束の如くブーイングが起こる。コールが終わると同時に悪冠はDoに襲い掛かる。激しい場外戦だ。自分の近くには大鷲とキッド。リングに戻ると目立っていたのはマグナム。ブラザーが自分の股間をまさぐって陰○を横たわるマグナムの眼前に落とすと、マグナムは対抗して自らのパンツに手を入れてブラザーと同様の行動を取る。引き続きマグナムは大鷲と向き合い、大鷲をコーナーに追い詰める。腰振りフランケンをやろうとするが、大鷲はなかなかコーナーに上がらない。何とかコーナーに上げて一息をつきに背後を見せたところでハンマーを落とされる。キッド、斎了も何とか踏ん張り、再度マグナムの出番。ブラザーは難なくコーナーに上げ、腰振りフランケンを成功させる。最後を決めたのは大鷲のダイビングボディプレス。喰らった斎了は動けず。カウントが3つ入っても悪冠はストンピングを浴びせる。そこで見かねた堀口はリングに上がり、悪冠を追い払う。マイクを持って「お前らみたいに汚いやつらは岐阜には似合わないんだよ!」と客席の帰れコールを誘い退場させる。マグナムとキッドと斎了は堀口を放置プレイしたまま引き上げようとする。堀口は「おい!お前らは帰るな!あと10秒以内に戻ってこなかったらアウトな」と10数え始める。時間ギリギリにマグナムがリングに滑り込む。キッドとキッドに肩を借りていた斎了はアウト。「こんな必死なマグナム、久しぶりだよ」と笑いを誘う。この場は四日市の公式戦で悪冠を倒すことを宣言して締める。

◆休憩中◆
堀口と市ちゃんのサイン会。自分は参加せず。


セミファイナル◆

横須賀享新井健一郎[14分25秒 ジャンボの勝ち!固め]CIMA、×鷹木信悟
ここは鷹木がどこまで意地を見せるかだけが見もの。闘志をむき出しにして戦うアラケンにも真っ向から立ち向かい、横須賀の執拗な攻めに対しても何度も立ち上がる。事打たれ強さに関しては谷嵜より上を行っていると思われる。張り手攻撃、ラリアット、ブレーンバスターなど、使う技はオーソドックスだが、どれもかなりのパワーが伝わる。最後はジャンボの勝ち!固めで沈む。


◆メイン オープン・ザ・トライアングルゲート王座選手権 Ray de Parejas公式戦◆

ミラノコレクションA.T.、○YOSSINOアンソニー・W・森[16分10秒 横入り式エビ固め]ドン・フジイ、×セカンド土井谷嵜なおき
まずはアイパーズのテーマに乗せてアイパーズが入場。3人並んで「高いところから失礼します」と挨拶。引き続き漫才が始まる。津島大会と同様のヅラネタだ。そろそろ新ネタが欲しい。引き続きイタコネの入場。ダンサーのオネーチャン侍らせての入場。こっちは何度見てもゴージャスと思わざるを得ない。入場が終わると、珍しくYOSSINOがマイクを取るや否や、土井をターゲットにロック。「ヘラヘラしてんちゃうぞ!先月の代々木、お前の乱入のせいで負けたんだぞ。*2お前だけは許さんぞ!借りは返してやる!」とすごむ。一方土井は「何をそんなに怒ってんねん。1ヶ月以上前の話やんか」と柔らかい口調で返す。YOSSINOは「そうやってヘラヘラしてろ!」と突き放す。コールが終わり、イタコネ側はYOSSINOが立つ。アイパーズ側は谷嵜が立つが、YOSSINOは土井を指名。谷嵜は土井と変わり、ゴング。静かながらもYOSSINOの殺気がビンビン張り詰めていた。引き続きミラノと谷嵜にスイッチ。ミラノはトップロープをまたいでのリングイン。ここはミラノが見せた。引き続きアンソニーとフジイさん。こっちはフジイさんが圧倒していた。アンソニーが中央でフジイさんを制し、手を横に広げてロープに飛ぶように促そうとするが、フジイさんは「アホか!ゴルァ!」と蹴りを入れる。フジイさんも漫才の時とは打って変わってマジな表情だ。次は谷嵜のロンリーファイトが続く。土井とフジイさんは「返せ!」や「しっかりしろ!」の声を自陣コーナーから浴びせる。それでも谷嵜はいいように攻められ、見かねたフジイさんはカットに入り、さらに谷嵜にも蹴りを入れて「しっかりしろ!」と怒鳴る。引き続き混沌とした動きが出始め、終盤にYOSSINOが谷嵜にソル・ナシエンテに入ろうとすると、土井が待ってましたと言わんばかりに飛び出してバカタレスライディングキックを浴びせる。間髪入れずフジイさんがチョークスラムを喰らわせ、アイパーズが形勢逆転。そこからYOSSINOと土井の因縁の対決が繰り広げられる。先手を取ったのはYOSSINO。土井に掌打、トルベジーノ、ソルナシエンテに持っていこうとするところで土井はそのまま回転して起き上がり、YOSSINOにフォール、さらにYOSSINOが土井にフォール、土井がV9クラッチでフォールに、YOSSINOが切り返してフォール、再度土井がV9クラッチでフォール、そして、YOSSINOが横十字固めでカウント3。目まぐるしいグランドの攻防だった。試合後YOSSINOはマイクを取り、「土井、まだまだこんなもんじゃ済まさんぞ!」と言い放ち、まだまだ代々木の遺恨が続きそうな予感を抱かせた。
試合後はYOSSINOが挨拶をしていたが、市ちゃんが乱入。開口一番「ここは岐阜だぞ。わかってるのか?」と言うと、YOSSINOは「俺は岐阜じゃないけどな」とそっけなく返す。市ちゃんは「ああ、お前は岐阜じゃないよ。岐阜といえば俺が出てこないと話にならないだろ!」と言う。YOSSINOは冷静に「じゃあ、市川さん、一発ギャグで締めてください」と返し、そのまま退場する。
キングギドラのギャグなどで滑り、入口付近ではFinal M2Kのメンバー、TARUなどが冷ややかに見つめる。自分の近くの入場口からは大鷲が扉を少し開けてニヤニヤしながら眺めていた。最後はワン、ツー、スリー、(マイケル・ジャクソンっぽく)フォ〜〜ウ!とやるが締まらず、苦肉の策で客席を起立させてみんな一緒にやろうと声をかけ、始めようとすると選手が入ってきて撤収作業。岐阜毎度のお約束だ。
試合終了後
イタコネのサイン会。参加条件は古いパンフを1000円で購入。一応古いパンフを購入するが、サインは最新のパンフにしてもらう。

*1:2003年7月19日、岐阜のアラケン&キッド戦で負傷。ちなみにまだイタコネに居た時代です。

*2:9月17日の国立代々木第二体育館で、フジイさんのセコンドについていた土井がバカタレスライディングキックでフジイさんの勝利をアシスト。