子供がかわいく思える瞬間

昨日の道場では5歳の男の子と7歳の女の子に受身を始めとする基本動作を教えていた。
受身ばかりも退屈だろうと思って他の動きも取り入れた。
その中で「体さばき」というものを教えた。
数ある体さばきの中で、背負い投げ等で使う足の運びで「右前回りさばき」「左前回りさばき」を教えた。
練習後、7歳の女の子が「体さばきって言葉どこから来たの?(どういう意味というニュアンスで)」と聞いてきた。
「体の動かし方って意味だよ。体(たい)ってからだのことだよ。」って教えてあげた。
すると「鯛をさばくことから来てると思った。」と返って来る。

しかも、その言葉のときに手はちゃんと魚をさばくジェスチャーをしていた。
その子には悪いが笑ってしまった。
「それは板前さんに任せておこうね。」と一言言っておいた。
後々考えてみると、小学1年生の女の子が「魚をさばく」という言葉を知っている事は驚きだ。
身近に板前さんや魚を頻繁にさばく人が居ない限り小学生にはなじみの薄い言葉なのではないか。
子供のかわいらしさとすごさを同時に垣間見た時だった。