大阪府立体育会館第二競技場

ドラゴン・キッドは2/7の大分大会で負傷したため欠場。
■第1試合 20分1本勝負■

横須賀享&○K-ness.(15分31秒 青き光)マグナムTOKYO谷嵜なおき
久々にマグダンス見た。やっぱりいつ見ても盛り上がるね。ダンスが終わると、マグナムはやる気なしモードをちらつかせる。するとマグナムの術中にはまっていようがいまいが関係なく谷嵜は山崎邦正キレキャラで息巻く。その時に出した言葉で「Do FIXER見習いとかそんなん関係ないんじゃぁ!!」と言うのがあり、それにカチンと来たマグナムは「俺がプロレスの厳しさを教えてやる。享もK-ness.も元Do FIXERだという事を忘れるなよ。」と谷嵜に言い聞かせる。3対1のハンデキャップか、2対1対1の変則3wayの雰囲気もよぎる。試合が始まると案の定谷嵜がつかまる。横須賀もK-ness.も容赦ない攻撃を見舞う。マグナムはコーナーからあまり動かない。谷嵜の劣勢が変わる気配を感じずイライラしてマグナムがカットに入り谷嵜にも蹴りを入れて「返せ!コルァ!」と叱咤する場面も見られた。途中、谷嵜がカバージョで固めてマグナムがスライディングキックを入れようとすると谷嵜が体をさばいてフォールに入るマグナムのお株を奪うムーブを見せるマグナムは谷嵜の顔面に低空ドロップキックを入れる。谷嵜も捕まりながらも時折反撃を見せて会場を沸かせる。しかし、谷嵜の反撃も長くは続かず、クネスカコンビネーションにつかまる。最後はK-ness.の青き光が入りあえなくギブアップ。マグナムはマイクで谷嵜に言い聞かせる。「お客さんはお前の勝ちよりもお前が頑張る姿を見に来てるんだろ?(試合前に)一人でやってとか言ったのは冗談だよ。俺が第1試合に立ってでもお前をレスラーとしてみっちり鍛えてやるよ。」

引き続きK-ness.のマイクのときにYOSSINOを招き入れ、オープン・ザ・ブレイブゲート王者決定トーナメントの開催を客の前で発表する。ただなぁ、会場の名前間違えないでくれよ。K-ness.さんよぉ。「名古屋国際展示場」って言ったら別にあるんだから。正しくは「名古屋国際会議場」なんだよ。K-ness.がベルト設立の経緯を説明し、ベルト、試合に関する説明をYOSSINOが説明する。ベルトはトーナメント出場する8人がベルト中央にある団体ロゴを8分割したピースをそれぞれ持ち、集めた者、すなわち優勝者が初めてベルトを完成させる事ができるらしい。「参加するのに鍵とか要らん。82kg以下で勇気ある者なら誰でも挑戦できる。」と説明を一通り終えるや否や土井がハイテンションで入ってくる。土井はベルトよりもYOSSINOに照準をロックしていた。激しいマイクを交わしている横からひっそりとスペル・シーサーが登場。そして参加表明。次は意外にもダニエル三島が入る。K-ness.が「お笑いはちょっと遠慮してくれないか?」と言うと、ダニエルはいつものフロリダのトーンを潜め、素で「わかってるよ。」と口を開く。「今月末生まれてくる息子のためにマジメに戦いたいんだ。」と思いをぶつける。K-ness.は「わかった。じゃあ、今日の試合でその意気込み見せてみろよ。」と促すとダニエルが「相手がストーカー市川だから伝わるかわからないけど」と冷静に返す。それでもK-ness.は頷き了承する。そしてハイテンションに堀口が登場。「2003年のエルヌメ以来、光は放ってきたけど脚光は浴びていない」と笑を誘いつつ出場を表明。そして、谷嵜が再度登場。K-ness.は無視して進めようとすると「おい!目が合っただろ!」とキレて参加表明。「あと一人は俺に考えがある。」とK-ness.が他団体の参加をほのめかした。


■第2試合 20分1本勝負■2対1ハンディキャップマッチ

マイケル岩佐&○ダニエル三島(0分16秒 ルー・テーズストーカー市川
ダニエルはいつものようにに登場、マイケルはミニバイクに乗って登場。リングに上がりMCが始まる。そこで、ダニエルがブレイブゲート挑戦の話を持ち出す。マイケルは「何ですか、それ(オープン・ザ・ブレイブ・ゲート)は」と聞き返すとダニエルは「詳しくはYOSSINOに聞いてください」と答える。すると「YOSSINOはプライベートで仲良くないから」と生々しい言葉が返って来る。その件はあとでダニエルが教えるという事で了承。市川は馬の頭のついたパンツを穿いて登場。まあ、それは脱ぐ事になるんだが。試合が始まるとダニエルは一切お笑いなしのマジファイトで攻め立てる。あっという間にルー・テーズで沈める。アメリカ国歌が流れてもダニエルはそのまま花道へ帰る。


■再試合 20分1本勝負(マイケル岩佐の要望により)■

マイケル岩佐(5分19秒 体固め(八木レフェリーの張り手から))ストーカー市川
マイケルが何もやってないからギャラがもらえないとこぼし、再試合を要求する。菊池アナが「市川選手のダメージ回復のため少しインターバルを置いて試合を開始します。」とアナウンスするや否やゴングが鳴る。会場大爆笑。マイケルはパサーダを披露する。八木レフェリーはもっと高くやれと煽り、市川はそのたびに大きく舞う。途中お笑い市川時代に使い古されたネタで市川がフォールに入るとカウントがゆっくり入り、「遅いよ!もっと早く!!」と詰め寄ったところでマイケルがフォールに入り早くカウントを入れ、「早いよ!普通にだよ!」ってパターンも披露した。終盤に入り、市ちゃんの唯一マトモな技、ラ・マヒストラルが入るがカウント2で返される。また八木レフェリーに詰め寄ったところでマイケルが後ろから押して顔を殴らせる。すると八木レフェリーが殴り返し市川が失神。そのままダニエルが押さえ込み静かに3カウントが入る。


■第3試合 30分1本勝負■

ミラノコレクションA.T.(9分55秒 反則(セコンドの乱入))土井成樹
普通に勝敗が決しては意味がない雰囲気が漂っていた。案の定土井の入場時にはBlood Generationのメンバーが全員勢揃い。土井の入場テーマ曲もかっこいい感じに変わっていた。引き続きイタコネのダンサーとの入場。曲と入場が終わると同時に土井がミラノに襲い掛かる。あっという間に場外戦だ。他のメンバーもイタコネ側のセコンドと担当を繰り広げる。土井は容赦なく椅子でミラノを打ち付ける。FM2K時代からは考えられない姿だ。リングに戻ると土井の激しいファイトとミラノのしなやかなファイトがぶつかり合う。終盤土井がフォールに入られると待ってましたと言わんばかりにBloodの面々がリングになだれ込み、ミラノに攻撃を加え土井に反則負けの最低が下される。ミラノは激高したままマイクを握り「まだこんなんで納得してないからな」とこの先の衝突ムードがほのめかされた。そして、フジイさんのショータイムだ。練習生をリングに引きずり込み、いびり倒す。練習生がリング上で大の字に寝転がるのを横目にBloodはリングを去る。


■休憩中■
フロリダと市川が出てくる。マイケルが市川の新ネタ披露を振る。すると「プロポーズ大作戦」のテーマ曲が流れる。終わると市川がテーマ曲が違うと呆然とする。再度音響にBGMを振るとやはり「プロポーズ大作戦」のテーマが流れる。そこでヤケクソになった市川は腰振ったり奇声上げたり、小学生が意味なく舞い叫ぶノリで乱舞する。おそらく「カンジです」のヒロシネタをやるつもりだったのだろう。マイケルとダニエルは素に戻って大爆笑し、その後のスカパー販促活動がグダグダになるぐらいだ。


セミファイナル 45分1本勝負■

堀口元気&斉藤了(14分52秒 逆さ押さえ込み)望月成晃新井健一郎
Do FIXER側の入場テーマ曲は斎了の新テーマだった。今年の活躍のおかげで立場関係が逆転したのか。この対決の主役は先のドリームゲート王者を争ったモッチーと斎了ではなく、ブレイブゲートの挑戦に名乗りを上げた堀口だった。最初に捕まり、アンソニーの「行きますよー」ならぬアラケンの堀口の髪を掴んで「放しますよー」など攻め立てられていた。堀口の劣勢が長引くと、斎了と谷嵜がメガホンを取り出しHAGEコールをあおる。いつになくHAGEコールが大きい。堀口がピンチを脱して斎了にスイッチするとモッチー戦の敗戦のショックを微塵も感じさせないファイトで場内を沸かせる。終盤はアラケンと堀口の対決。フィニッシュを奪う駆け引きが繰り広げられ、アラケンの阪神タイガースープレックスを切り返して堀口の逆さ押さえ込みが炸裂。この日口にはしなかったが、堀口のブレイブゲート挑戦も斎了のモッチー戦に触発されたのではないかという感情が読み取れそうな試合だった。


■メインイベント 60分3本勝負■
CIMA&ドン・フジイ土井成樹鷹木信悟(2−1)ミラノコレクションA.T.YOSSINOアンソニー・W・森&スペル・シーサー
まずはBloodの入場だ。自分はゲートそばでCIMAののぼりを振っていた。入場シーン、テーマはかっこええ。マジで。一方、イタコネYOSSINOのテーマ「SPEED STAR」で登場。こっちもかっこいい曲だけど、それに乗ってアンソニーが入場するのは正直合わないと思った。Blood側はシーサーに照準を合わせ、イタコネを「もやしっ子軍団」とコキ下ろす。セコンドに来たミラノがマイクを持ち、前の反則負けを受けてメインで戦う事を主張。土井もやる気マンマンだが、ミラノは眼中になく、あくまでターゲットはYOSSINOバチバチだ。そして、CIMAがマイクを持ち、「長い試合が見たいだろ」と会場を煽り、3本勝負を提案し、土井とミラノの参加、3本勝負が認められる。

1本目○鷹木信悟(3分55秒 ラストファルコニー→体固め)スペル・シーサー●
いきなり場外戦から始まる。自分の近くにはCIMAとシーサーがなだれ込む。ひとたびリングに戻ればシーサーの公開処刑だ。フジイさんは容赦なくシーサーのマスクを剥がしにかかる。近くの女の子は素で「髪の毛が見えるよ。」と指摘するほどにすごい破れ方だ。CIMAに最初にやられ、フジイさんにマスク破られ、最後は鷹木が担いで落とす系の技「ラストファルコニー」をシーサーに見舞う。そのままフォールして3カウント奪う。ここまであっという間だ。
2本目○スペル・シーサー(12分32秒、ヨシタニック)CIMA●
シーサーのダメージが抜けきらないうちに2本目のゴングが鳴る。今度はイタコネが意地を見せる。YOSSINOが自慢のスピードを披露し、ミラノが技を見せる。でも、アンソニーバチバチムードに馴染めていない感じがあった。一生懸命戦っているのはわかるが、雰囲気には馴染めていなかった。アンソニーの「行きますよー」も不発に終わり、いいところは見せられず。やはりイタコネに流れが行ったのは少しの間で、すぐにBloodのペースになる。CIMAが最後を決めようと終盤捉えたシーサーを抱え込みシュバインの態勢に入ろうとするとシーサーはすかさず体を入れ替えヨシタニックが炸裂。CIMAがまさかのカウント3を奪われる。
3本目○土井成樹(4分39秒 バカタレスライディングキック→片エビ固め)スペル・シーサー●
やはり捕まるのはシーサー。もうBloodの勢いは止まらない。途中、YOSSINOと土井が対立する場面も出るが、すぐさまグチャグチャの試合になり、シーサーが捕まる。最後は土井のバカタレスライディングキックが決まりカウント3。Bloodが終始圧倒した形だ。

試合が終わるとBloodのマイクだ。土井はいつになく饒舌だ。イタコネのトライアングルのベルトを奪取する宣言で会場を盛り上げた後。第3試合の時に東側のおじさんに「リング上がって来いやぁ!」と言った事を謝っていた。どんどんマイクも達者になっていくねぇ。フジイさんの「高いところから失礼します」も披露され、信悟にシメを任せようとしてもありきたりな言葉で、シメに至らず、グダグダな空気になる。成り行きで信悟のソロの入場をやる事になったが、ちょうどそのタイミングで自分は帰りの新幹線の都合で会場を出た。