EL NUMERO UNO 2004 名古屋市国際会議場

◆第1試合◆EL NUMRO UNO 2004 敗者復活ドラゴンスクランブル
入場者
(1)ミラノコレクションA.T. "b" YASSHI
(2)アンソニー・W・森 菅原拓也
(3)堀口元気 YOSSINO
(4)新井健一郎 セカンド土井
(5)ドン・フジイ TARU
(6)近藤修司

失格者(順に)
"b" YASSHI&ドン・フジイTARU新井健一郎セカンド土井堀口元気菅原拓也アンソニー・W・森ミラノコレクションA.T.YOSSINO
近藤修司(16分20秒 両者同時オーバー・ザ・トップロープ)×=YOSSINOミラノコレクションA.T.

フジイさんとブラザーは序盤で早々に同時脱落。アンソニーは王冠をかぶった菅原の後を恍惚の表情で従って入場。最初は戦いの渦には加わらずにずっと怯えていた。途中、ミラノが菅原をパラダイスロックに極めるとアンソニーは亀状態の菅原を見てハッとしてパラダイスロックを解いてしまう。そして、エプロン際で菅原が堀口にリングから落とされようとしているときにアンソニーは堀口を襲撃して堀口を落とす。引き続き菅原とアンソニーがエプロン際でもつれているところでミラノが二人まとめて叩き落す。アンソニーは渦に加わらずに気づいたら最後まで残ってるのではないかとか考えたが、さすがにそういうわけにはいかなかったようだ。残り3人の状態でミラノとYOSSINOが最後に近藤をエプロンからツープラトンで落とそうとするも、近藤はこらえ、二人まとめてラリアットで場外へ落とす。その落ちるタイミングが同時とみなし、両者失格の裁定を下す。よって、ドラゴンスクランブル勝者は近藤一人になる。そして、決勝トーナメントにシードの枠ができる。

この試合後、ブラザーがマイクアピール。ドン・フジイとの最弱王決定戦を要求。フジイもそれを認める。


◆決勝トーナメント公開抽選会◆
くじ引きの結果、
CIMA VS 近藤修司
ドラゴンキッド VS 横須賀享
望月成晃 VS 谷嵜なおき
シード 大鷲透

となるが、ドラゴンスクランブルで勝ち抜いた近藤が自分のシードの権利を主張し、試合のない大鷲の不満と利害関係が一致したところで近藤がシード、CIMA VS 大鷲が成立する。
ということで、
第5試合 望月成晃 VS 谷嵜なおき
第6試合 CIMA VS 大鷲透
第7試合 ドラゴンキッド VS 横須賀享
のカードが決定する。


◆SUWAのMC◆
ジーパンにTシャツという普通のアンチャンみたいな格好で肩にUDGベルトを掛けてリングイン。UDG王者としての今後の方針を語る。苦悩の末に出した結論というのは「UDG王者返上」だった。社長にベルトを返還し、ベルトの権限も社長に委ねる。


◆第2試合◆ハンデキャップマッチ

マイケル岩佐ダニエル三島(反則勝ち(ストーカー市川の椅子によるレフェリー暴行))×ストーカー市川
ちょっと前までは市川をしょっぱい、面白くないなどと揶揄していたが、今は逆に市川と対決することが「貴重な経験」と言う様になった。試合の後半はマイケルが持ち出した椅子を市川が返し、痛がるフリをした所にマイケルが八木レフェリーを椅子で殴打。すかさずリングを下りる。レフェリーが振り返るとリングには転がる椅子と痛がるフリをする市川のみ。レフェリーは市川が暴行を加えたと見なし、反則負けの裁定を下す。


◆第3試合◆最下位決定戦

ドン・フジイ(9分40秒、ナイスジャーマン)דb”YASSHI
悪冠、クレイジーTARU)の乱入があったものの、けっこうガチの試合だった。ナイスジャマイカとナイスジャーマンの競演があったが、やはり後者のほうが上だったように思う。ブリッジの形、スピード、刺さる角度ともに本家はすごかった。巨木をブッこ抜くようなナイスジャーマン見れて嬉しかった。試合後、ブラザーが「俺が最弱王者や!今度はストーカー市川とやらなあかんなぁ。これからは最弱レスラーで売り出していくからな〜。それだけ〜。」とマイク。

◆第4試合◆ドラゴンスクランブル敗者タッグマッチ

ウルティモ・ドラゴンTARU新井健一郎セカンド土井(12分27秒、アサイDDT→体固め)ミラノコレクションA.T.YOSSINO堀口元気アンソニー・W・森
最初TARUとアラケン、土井の3人で入場。ミラノがマイクで4−3じゃ試合はできない。菅原が居なかったら誰が来るんだよ?あと一人、誰が来るんだ?と呼びかけるとセパラドスがかかる。校長キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!花道は一気にファンに囲まれる。マントを投げ捨てる姿、リングインする姿、何をとっても圧倒的な存在感を見せ付けてくれた。途中、TARUが堀口の頭にコールドスプレーを吹き付けるも校長に取り上げられる。最終的にはアンソニーが校長に捕まり、闘龍門時代に見たことがない技を披露。ドラゴンスリーパーのように抱え込んでとった腕を軸にバック宙(逆上がり)をし、後頭部をマットに叩きつける。どうやらこれがアサイDDTらしい。試合後は校長が挨拶をし、「日本に戻って最初のリングはやはり名古屋でしょ?」の言葉で大歓声。退場時、みんなが校長と握手を交わすが、セコンドの斉了は無視される。退場する時も仲間の堀口、アンソニー、ミラノ、YOSSINOにも握手をしてもらえず。


◆第5試合◆決勝トーナメント1回戦

望月成晃(10分10秒 ツイスター→片エビ固め)谷嵜なおき×
谷嵜が一方的に攻められる展開。谷嵜も踏ん張りを見せるも及ばず。ただ、ツイスターの体勢に持っていかれたときに真上から膝を望月の脳天に落とす姿は目からうろこだった。見直した。血を吐き出しながら、鼻血を出しながら果敢に立ち向かっていた。あわや勝利と思わせる逆さ押さえ込みを繰り出すもカウントは2で返される。見ていて、谷嵜の持ち味は「足を使った攻撃」だと感じた。と言っても望月のキックの破壊力とは方向が違い、いわゆる「足癖のワルいタイプ」であるように思った。これで谷嵜も女性ファンさらに獲得したでしょうね。


◆第6試合◆決勝トーナメント1回戦

○CIMA(13分17秒 パーフェクトドライバー→片エビ固め)大鷲透×
コールが終わり、ゴングが鳴っても睨み合いが続く。その静寂が破れたかと思いきやいきなり場外乱闘が始まる。しかも自分の目の前で。さらに言うと2日連続CIMAと透ちゃんの場外乱闘が自分の目の前で行われた。リングに戻ると今度は透ちゃんが体重を利用して着々とCIMAにダメージを与える。CIMAも投げ技でピンチを脱出しようとするがそのたびに腰にダメージを受け、その箇所を容赦なく攻められる。アイコノクラズムをつぶされ、シュバインも通じず苦しい局面に立たされ、ダイビングボディプレスで万事休すという状況だったがなんとか転がって回避。ナカユビでダメージを与え、起死回生のパーフェクトドライバー。上がるか上がるか上がるか・・・・上がったぁ〜〜〜!!行った〜〜〜!!このときの会場のボルテージは一気にヒートアップ。そのままカウント3でCIMAが勝利。ナカユビ、見た目は地味だけどダメージ大きそうだ。このナカユビが勝利を呼び込んだと思われる。試合後は悪冠が玉岡レフェリーを連れ出し、暴行を加える。悪冠のレフェリングやるたびにひどい目に遭わされて災難だねぇ。


◆第7試合◆決勝トーナメント1回戦

ドラゴン・キッド(19分33秒、ウルトラ・ウラカンラナ)横須賀享×
次は打って変わって業師対決。横須賀はキッドの足を徹底して攻める。足横須賀も見せる。キッドは横須賀の生命線の腕を攻め立てる。キッドがクリストで追い詰めても横須賀はロープエスケープ。終盤、横須賀がコーナートップロープからの高い高いを敢行するもフランケンシュタイナーで切り返す。すごい歓声だった。最後は渾身のウルトラウラカンラナを発射。そこでカウント3を奪い勝利。試合後、モッチーが乱入し、キッドのマスクを剥ぎにかかるもアラケンとキッドに阻止される。「トーナメントよりも過酷な試練与えてやる。お前のマイクでシメてみせろ」と言い放つ。最後は無難な言葉を並べて普通に終わった。


◆その他◆
この日から悪冠一色フロリダブラザーズのTシャツが売り出される。前者は結構デザイン的に好きかも。赤地に右側に短冊風の悪冠一色の文字。他にも新モデルのTシャツ出てるかもしれないけど他は知らない。今度確認してみよう。