伊賀上野大会 観戦記

EL Camino Para Aniversario
三重県立ゆめのドームうえの
観衆1100人(満員)

試合前
菊池リングアナ対戦カード発表の後、「なお、本日出場が予定されていましたフロリダブラザーズは東京の上野と間違えて大遅刻をしたためにペナルティとして本日の試合はナシとなりました。ご了承ください。」と一言付け加える。その後CRAZY MAXがリングに上がる。CIMAの手にはピンクの小箱がある。ご当地MCが始まる。「三重といえば赤福だけど、この箱には『伊賀福』って書いてありまっせ。フジイさん、伊賀福と赤福どっちが美味いでっか?」と振るとフジイさんは「伊賀福」と一言で答える。そして、メインの方に話を持っていく。「今日の相手の堀口は三重の事を中部なのか関西なのかどっちかわからんところが嫌いだと言ってましたよ。そんな堀口が出てきたら皆さん、親指を下に向けてブーと言ってやりましょう。」とブーイングを煽る。すると会場に「WHO HAS CALLED ME!」が響く。堀口の入場だ。会場はCIMAの言葉に忠実にブーイングを始める。堀口は開口一番「誰が三重を嫌いだって?これ(堀口の首にかかっているもの)が何か分かるか?」と言い放つがCIMAは少し考えて「わからん」と素になって返す。すると堀口は勝ち誇ったように「伊賀上野名物組紐だ!」と煽る。その言葉で会場の敵対意識を一気に払拭して見せた。CIMAは普通に「そっちのほうがかっこええなぁ」と組紐を見て言う。そんなこんなでオープニングMCが終わる。


▼第1試合 20分1本勝負

近藤修司&“brother”YASSHI(10分26秒 キングコングラリアット→片エビ固め)YOSSINOアンソニー・W・森
イタリアンなアンソニー初お目見え。イタリアの国旗を持って颯爽と入場。マント、スカートが材質のせいか少々安っぽく見えた。アレでも一応MADE IN ITALYなのでしょう。試合は予想通りアンソニーがつかまる。しかし、ブラザーには果敢に攻めて見せたりもするが、近藤のパワーに蹴散らされる。その象徴がアンソニー三角絞めを軽がるリフトアップして投げ捨てるシーンとキングコングラリアットでアンソニーが一回転するシーンだった。何かYOSSINOが目立たなかったような気がした。


▼第2試合 20分1本勝負

マイケル岩佐ダニエル三島(7分22秒 反則(フロリダブラザーズが市川のイス攻撃を主張))新井健一郎ストーカー市川
最初はアラケンVS市川のシングルマッチの予定だった。入場時は、市川のダミー(ファンのコスプレ)が2人登場する。のぼりを持ったり槍を持ったりでリングの周りを走る。そしてホンモノの市川が登場。市川はこの日のために用意したという新ネタを披露。「気合の入ったハイレグッ!!」会場は一気にしらける。その空気に耐えられないアラケンは「お〜い、フロリダ、助けてくれ!」と助けを求める。するとフロリダが登場する。フロリダは「出たいけどペナルティで出ることが出来ませーん」と悩むが、アラケンは「オレから会社の方に言っておくから」と言って急遽タッグマッチになる。レフェリーベーカリー八木を交えての数珠繋ぎアームロック、数珠繋ぎヘッドロック、「ワザトジャナイヨー!」、「アラケンだけにウラケンでーす」などのネタを織り交ぜ、星条旗椅子の登場。椅子のトスを繰り返したところでアラケンと市川があー!と頭を押さえてうずくまる。するとマイケルは八木を椅子で叩き、マイケルがオ〜ウ!と倒れる。続いてダニエルがオ〜ウ!、アラケンがオ〜ウ!と倒れる。市川が頭を抑えて立ち上がろうとすると八木が一人立った姿勢の市川を目にし、市川の反則を取る。最後の国歌のポーズの時はフロリダとアラケンが一緒に手を胸に当てるポーズをとる。そして3人で健闘をたたえあいながらリングを降りる。

▼第3試合 30分1本勝負

ミラノコレクションA.T.(2分17秒 イタリアンストレッチNo.8)高木省吾
この試合のリングアナが清水基嗣、レフェリーが練習生の人。最近高木がイキイキしている。ブラザーのジェットコールのおかげでしょう。高木が打撃攻撃を加えるたびに「う〜〜、ジェット!」のコールが起こる。ジェットはニヤニヤしている。ブラザーが「う〜〜」の溜めを大きくしている時に高木も手を振りかざして会場を煽る。容赦なくミラノを攻め立てる。チェーンパンチも炸裂。コーナーポストに上ると高木はジェットコールを煽る。その姿が笑えた。そしてコーナーからダイビングはミラノにヒット。が、ミラノは下になりながらもあっさりとイタリアンストレッチNo.8に入りあっという間にギブアップを取る。ジェットの速さで負けましたねぇ。


▼第4試合 30分1本勝負

望月成晃(7分39秒 ツイスター→体固め)スペル・シーサー●
モッチー悪冠離脱後初リング。何だか一気にオーラがなくなっていた。確かに蹴りはすごいけど、前ほどの迫力はなくなっていた。試合の展開は正直最後に悪冠が乱入してノーコンにするのではと思っていたが何事もなく残念。


▼第5試合 45分1本勝負

大鷲透菅原拓也(11分21秒 ダイビング・ボディプレス→体固め)ドラゴン・キッドセカンド土井
EL NUMERO UNO覇者キッド登場。だが、この試合の展開は悲しい事に読めた。土井のバカタレスライディングキックで菅原を沈められなかったのは痛かった。そういえば菅原って悪冠に入ってからは負けてないような気がする。誰が初黒星つけるんだろう。


▼第6試合 60分1本勝負

○CIMA&ドン・フジイTARU(20分47秒 シュバイン→片エビ固め)横須賀享堀口元気谷嵜なおき
これは華のあるメインだ。オープニングMCの延長だ。クレイジー○ァッキンも決まる。あのゴング叩く役はやはりフジイさんだよね。堀口いじりのゴムパッチンもしっかり2回やる。しかも2階の上の方までゴム伸ばしていた。2回目にいたっては客の女性にゴムを持たせて離させていた。ゴムを離した時のバサバサって音が思いのほか大きかった。後半はやはり谷嵜がつかまる。CIMAがパーフェクトドライバー2連発かますが、フォールを奪えず。フジイさんが谷嵜を抑え、CIMAがトラースキックを食らわせようとするが、フジイさんに誤爆。谷嵜がすかさず逆さ押さえ込みに入ろうとするがカウントは惜しくも2。再度トラースキックを試み、今度はクリーンヒット。間髪入れずシュバインでフィニッシュ。気がかりだったのが、試合の後半に堀口が場外で椅子の山の上でCIMAからパイルドライバー食らっていたけど、横須賀がノーリアクションだった事かなぁ。カットに入ろうとしてなかったし。普通に横に居ただけだったのがすごく気になる。