名古屋国際会議場大会

とりあえずモッチー

■ THE OPEN GATE
2004.08.22 名古屋国際会議場 観衆:2,800人(満員)

■第1試合 タッグマッチ30分1本勝負

"brother"YASSHI,×高木省吾,菅原拓也(14分35秒、TARUドリラー〜片エビ固め)CIMA,ドン・フジイ,○TARU
この試合はジェットが負けたらクレイジー入りという条件を賭けて行われる。ブラザーとジェットの対極のキャラが際立っていた分菅原がかすんでいた。「う〜〜ジェッジェッジェッう〜〜〜〜ジェ〜〜ット!」を見舞うジェットはニヤケ顔。お約束どおり3度目に失敗する。最後はTARUがジェットをマットに沈める。約束どおりジェットはクレイジー入りを迫られ、ジェットがクレイジーの面々と腕を取り合って両手を上げる。しかしその直後にジェットは3人にパンチを喰らわせ即クビになる。ジェットもいろいろ使い勝手がよさそうと感じた今日の試合。


■ 第2試合 2対1ハンディキャップマッチ20分1本勝負

マイケル岩佐,ダニエル三島(7分35秒、反則勝ち(フロリダブラザーズが土井のレフェリー暴行を誘発))×セカンド土井
土井はわき腹にテーピングを巻いて登場。しかし、その手にはトレードマークのバットはない。フロリダの二人は土井をイケメンと言い、甘い香りがすると報告をする。一方八木の体を臭い、「オヤジくさいでーす!」と笑いを取る。試合が始まると例のフロリダムーブが繰り広げられる。途中、土井が八木に「このハゲ!」と言い放ったところで「反則取るぞ!」と返すのもフロリダワールドに加わっていた。最後はフロリダの二人が八木を抱え上げ、土井の眼前に渡し、土井がパワーボムを食らわせたように仕向ける。八木は土井のパワーボムと見なし、反則を取る。しかし、この試合の焦点は試合本編よりも終了後。何と、オリックスの47番ヘルメット、プロテクター、レガースをまとったドン・フジイならぬ「キャッチャー・フジイ」が登場。フジイは「絶対オレとおそろいのアイパーにしてやる!」土井は「アイパー、おいしいかも、なんて微塵も思っちゃいないぞ。絶対勝ってバット取り戻してやる!」と力強く言い放つ。退場時はドカベンの曲が流れる。なつかしい。「気は優しくて力持ち 明るい笑顔が今日も行く ガンバレガンバレフジイ 藤井達樹〜」と最後の部分がフジイさんの声で吹きかえられていたのは会場大爆笑だった。


■ 第3試合 タッグマッチ45分1本勝負

×近藤修司,大鷲透(10分49秒、反則(菅原拓也が乱入))ミラノコレクションA.T.,○アンソニー・W・森
この試合だと負けるのはアンソニーと大方の予想。しかし、そのアンソニーがロンリーファイトを耐え凌ぎ、近藤に十字固めを見舞い会場を一気に沸かせた所で菅原が乱入。菅原はアンソニーストンピングを浴びせる。当然悪冠側の反則負けとなる。菅原はアンソニーがお台場に付きっ切りでいじめられず欲求不満だった模様。戻ってきたところでアンソニーをいじめてやると吐き捨てる。一方アンソニーは今まで味わった屈辱を絶対晴らしてやると頼もしげだ。


セミファイナル タッグマッチ60分1本勝負

マグナムTOKYO,○ドラゴン・キッド,堀口元気(17分19秒、ウルトラ・ウラカンラナ) 望月成晃,横須賀享,新井健一郎
この試合は目まぐるしい攻防が繰り広げられた。やはり、マグナムの存在感は圧倒的だ。「全てはオレ様のためにある」の言葉がマグナムの居るリング上ではまさにその通りとも思えるほどだ。しかし、勝利への筋書きはマグナムのためではなく、キッドがかつての盟友アラケンにウルトラ・ウラカンラナを決める形になった。


■ メインイベント 焼肉かるび杯争奪・スペシャル時間差バトルロイヤル〜ドラゴン・スクランブル〜 
時間無制限1本勝負 ※19選手参加

アンソニー・W・森(30分56秒、横入り式エビ固め)"brother"YASSHI×
退場順・・・セカンド土井&ドン・フジイ(同時)、CIMA、マグナムTOKYO近藤修司新井健一郎&堀口元気(同時)、TARU望月成晃ダニエル三島マイケル岩佐大鷲透ドラゴン・キッド横須賀享高木省吾ミラノコレクションA.T.菅原拓也

ハッキリ言っていろいろありすぎました。まず、土井&フジイは入場して間もなく両者OTR(オーバー・ザ・トップロープ)で失格。CIMAもマグナムも全員に押さえ込まれてフォール負け。アラケンと堀口はゴムパッチンでOTR。TARUはゴムパッチン失敗でOTR。次はフロリダの出番。星条旗椅子を持ち出す。モッチーにトスするとフロリダと横須賀がうずくまる。レフェリーの神田は早速モッチーに反則を取る。次は大鷲に椅子をトス。マイケルは見えない壁を披露し、バイバ〜イと余裕かますと大鷲は「そんなわけねえだろ!」と普通に椅子で強打。マイケルとダニエルはたまらずリング外へ飛び降りOTR。そして、大鷲も普通に反則により失格。キッドと横須賀はお互いが丸め込みあって失格。ミラノは先に失格になったジェットのチェーンパンチを喰らいOTR。リング上はアンソニーとブラザーと菅原。菅原がロープに走ると失格になったミラノがトップロープを引き下げてそのまま菅原が勢い余ってOTR。最後はアンソニーが見事にスクールボーイを決めて優勝。アンソニーが最初から最後まで居た形になる。

気付いた事といえば、ブラザーがコーナー串刺し攻撃を受けるシーンがあったが、その際にマイケルとダニエルもどさくさに攻撃していた。その時の勢いはフロリダのまったりした動きではなく、岩佐卓典、三島来夢のレスラーの動きだった。あと、フロリダはブラザーには結構強気にちょっかいかけていた。くすぐりとかも平気でやっていた。