三重・四日市オーストラリア記念館大会

◆試合前◆
神田本部長が一枚の紙を読み上げる。内容はマグナムTOKYOのリーグ戦リタイア、及び斎藤了の代打出場。その文面からすると、当日の夕方近くまで様子を見た上での決断との事。会場はがっかりの雰囲気。
対戦カード発表に続いてDoFIXERの面々がオープニングMC。マグナムは黒ずくめの私服。マグナムは足を引きずって、リングに上がるのも一苦労といったところ。そこで、まずは自らの欠場を発表。さらに、「そんな事より」と続ける。内容は中越大震災義援金の募金を募ることを発表。この日はマグナムが握手会をしての募金のようだ。11/29(土)に予定されていた長岡大会の中止を受けて、同日に東京でチャリティーの大会(500円か1000円ぐらい)を開いて、その収益金を寄付する事を発表。粋な事考えるじゃないの。ドラゲーさん。ちなみに会場はまだ決まってないらしい。


◆第1試合◆

ミラノコレクションA.T.、○アンソニー・W・森(エレガントーン→片エビ固め)大鷲透、×高木省吾
イタコネYOSSINO、ダンサーを交えての入場。少なくともタッグリーグ期間中はこの入場方式をとるのだろうか。悪冠のコール、アンソニーまでコールを終え、最後にミラノがコールとともに恍惚の表情でガウンをめくるが、透ちゃんとジェットはミラノを放置プレイ。ゴングを待たずしてアンソニーを襲撃する。瞬く間に場外戦へ。ミラノはリングを降り、ガウンを練習生に渡し、すぐさまアンソニー救出に向かう。リングに戻ると、ミラノが放置されたのが悔しかったのか、やけに張り切ってジェットを攻め立てる。ジェットの足をミラノの足で絡め、そのまま豊田真奈美のローリングクレイドルの要領でゴロゴロ回転する。しこたま回った後ミラノが立つが、かけた本人も目が回ったらしく、フラフラしながらアンソニーとタッチすると同時にコーナーへ座り込んでしまう。アンソニーは果敢に透ちゃんを攻めようとするが、巨体の前にことごとく跳ね返される。終盤でミラノがジェットにアルマニッシュエクスチェンジでワンプッシュかました後、アンソニーがエレガントーンをコールし、コーナーへ上る。*1そのまま前宙プレスで3カウント。前の注釈どおり、観戦した時点では、そのフィニッシュがエレガントーンだったとは知らず、某サイトの管理人にメールした時は違っている事を承知で「ムーンサルトプレス」と報告しました。すいませんでした。


◆緊急決定試合〜第2試合出場者決定戦◆

セカンド土井(ドロップキック→片エビ固め)ストーカー市川
まず、フロリダ3人と土井が入場し、ジョンソンを紹介する。土井とフロリダの組み合わせの時はやはり土井がイケメンだというネタでMCを進める。土井の体を嗅ぐと甘い香りがするというネタだ。そして、土井がマイクを持つと、どうせ1対3になるだろうとクレームを付けだす。マイケルはジョンソンを「こんな役立たず」呼ばわりして土井に差し出してタッグを組ませようとする。それに対し土井は「こんなの要らないよ!」とつき返そうとする。すると、ジョンソンはリングに寝転んでジタバタしながらふてくされる。土井はしぶしぶタッグを組む事を了承したその時、市ちゃんが登場。ファンのコスプレ2人を引き連れていた。3人の腹には「ワイルドロマンス」「WILD ROMANCE」本人には「ドーカン」と書いている。何のことかわからない。市川は自分を差し置いて試合を進めようとしたことに対し不満をぶつける。そして土井と試合出場権をかけて戦う事になった。ゴングがなると土井のドロップキック一発に沈む。そのまま分身2人の肩を借りてすごすご退場。


◆第2試合◆

マイケル岩佐ダニエル三島(反則(レフェリーへ凶器攻撃))×セカンド土井、ジョンソン・フロリダ
市ちゃんが帰ったところでまず、選手のコール。土井は形式上ジョンソンと組んでいたものの、実質は土井はロンリーファイトを余儀なくされていた。ジョンソンもマイケルとダニエルの攻撃に加勢したりしていた。いつものムーブで試合が進むと、客が足を引っ張ったと突き出すトリックを繰り出し、それに玉岡レフェリーも乗る。土井と玉岡レフェリーはその客に注意を促し、その隙に星条旗椅子が登場。マイケルが玉岡を椅子で一撃、すかさず土井にその椅子をパス。玉岡が振り返るとそこには椅子を持った土井が居る。すかさず反則を取り、フロリダがいつもの作戦でまんまと勝利をおさめる。


◆第3試合◆

YOSSINO(ソル・ナシエンテ)×谷嵜なおき
谷嵜のセコンドにはアイパーズセカンド土井。遺恨のニオイがプンプンだ。見所は谷嵜がどこまでYOSSINOに食い下がれるかだけ。やはり8:2でYOSSINOが押していた。谷嵜がYOSSINOの背後を捕らえたところで土井がミサイルキック。しかし、ヒットしたのは谷嵜。いわゆる誤爆だ。そこから掌打、トルベジーノ、ソル・ナシエンテの必殺リレー。土井はソル・ナシエンテで両手が塞がるタイミングを見計らって入ろうとするが、そこはYOSSINO側のセコンドのミラノが必死に食い止めに走る。土井は結局動きを封じられ、谷嵜はあえなくギブアップ。


セミファイナル◆

横須賀享新井健一郎K-ness.望月成晃(ジャンボの勝ち!固め)×鷹木信悟TARUドン・フジイ、CIMA
CIMAは腰にサポーターベルトをしての登場。とりあえずは復帰宣言。話を聞くと、火曜日まで歩行もままならない状況だったとの事。「ギックリ腰って名前は滑稽だけどナメたらあきまへんで」と一言。トイレで便座に座るのに3分かかるとウケを狙ったが、今ひとつ笑いが足りずに少々落ち込む。そして、クラブ「ワイルドロマンス」から花束の贈呈だ。市川軍団の腹ネタがここでようやくわかった。引き続き、FM2Kの入場。試合前のコール時には人気選手が集うカードだけにおびただしい量の紙テープが舞う。歓声はフジイさんの時がひときわ大きかったように思う。ゴングが鳴り、最初は鷹木とモッチーが向き合う。モッチーは得意の打撃で様子を見るが、鷹木のパワー、打撃の重さに驚きの表情を隠せずに居た。さて、復帰したてのCIMAはと言うと、やはり動きが本調子ではなかった模様。途中、横須賀に場外へトペをかました後も腰を抑えて痛々しかった。試合もクライマックスに差し掛かるとリング上は鷹木とアラケン。アラケンは激しく攻め立てるが、鷹木も簡単に屈することなく、ブレーンバスターも踏ん張るアラケンを普通に担ぎ上げて敢行する。この光景は会場大喝采だ。最後は横須賀につかまり、ジャンボの勝ち!固めでカウント3。しかし、素人目に見ても最初よりも2回目、2回目よりも3回目と徐々に鷹木の強さが見えるようになってきている。


◆メイン Ray de Parejas公式戦◆

近藤修司、brothrer YASSHI、菅原拓也キングコングラリアット→片エビ固め)ドラゴンキッド堀口元気、×斎藤了
ここは斎了の踏ん張りが見もの。あと、悪冠のタッグリーグ公式戦の場合では入場テーマが微妙にアレンジされていた。何というかトランスっぽいアレンジになっていた。コールとともに場外のもみ合いが激しく行われる。自分の近くでは近藤とキッドがやりあう。しばらくすると堀口のロンリーファイトが始まる。相手が悪冠でもH.A.G.Eコールが普通に行われる。ちょっと前ならコールの音頭をとる斎了を襲いにかかっていたが、今回はコールをする客席をじっとにらんでいた。堀口は一度エスケープに失敗するが、二度目のコールを受けて何とかタッチ。斎了がフランケンシュタイナー、フィッシャーマンスープレックスを近藤に見舞うと会場は沸き返る。再度両軍がもつれ、試合の波を最後に支配したのが近藤だ。リング上には近藤とキッドと堀口。その状況下でランサルセで二人を一気に場外へ吹っ飛ばす。リングインした斎了をキングコングラリアット2発で沈める。斎了が一度は立ち上がるものの、2発立て続けに喰らってはさすがに起き上がれないだろう。難なくカウント3を奪い、悪冠が勝利。ブラザーの勝利のMCが始まるが、会場はブーイング。するとブラザーは周りをにらみつけつばを吐き出して退場。斎了も今後の奮起を観客と約束する。


◆試合後◆
出口にはマグナムが待機し、募金を募る。自分も募金をしてマグナムと握手をしてもらう。一言「一日も早い復帰を待ってます。」と言っておく。マグナムの手が思ったよりやわらかかった。

*1:ちなみに、観戦している時は「エレガント何とか」としか聞こえず、後の様々な情報を聞くとエレガントーンだったということが判明しました。