名古屋国際会議場大会

まず、岡村隆志社長の挨拶。
新年の挨拶で始まり、そのまま悪冠解雇の件に触れる。
「まず、リング内の事が原因ではないです。これまでリング内、リング外の仕事を両方こなして初めて認めるという体制でやってきて、それはマグナム、CIMA、望月成晃でも例外ではないです。これから選手も死ぬ気で頑張りますのでこれからも宜しくお願いします。」と核心には触れないような言い方だった。モヤッとボールいくつあっても足りねえよ。
引き続き音楽、対戦カード発表。菊池リングアナは一切のテレも違和感もなく普通に「わくわくフジイランド」という言葉をとサラッと言ってしまうあたりプロと思った。

■第1試合

マグナムTOKYO堀口元気、○斎藤了ドラゴンスープレックスドン・フジイ、×CIMA、スペル・シーサー
最初はDoの入場。堀口と斎了とキッドが入場する。引き続きダンサー、マグナムが登場。ダンサーはオネーチャン4人、男1人のフルメンバーだ。ダンスが終わるとキッドとマグナムの漫談が始まる。キッドのマイクが滑らかになっていたのには驚いた。この日、マグナムTOKYOが32歳の誕生日を迎える。会場に報告すれば当然の如く歓声が沸く。マグナムが「昨日錦*1で飲みすぎてホテルで5〜6発吐いたから試合の後半で動けるようになるから」や、キッドの出身地東海市のコキ落しなど。キッドが反論し、マグナムとキッドの胸の突き合いが始まると最後はマグナムがキッドに張り手一閃。次はわくわくフジイランドの入場。入場テーマ曲は「手のひらを太陽に」。ネタとしておもろい部分もあるけど正直萎える。コール時はフジイさんの前に「園長」と言う言葉がつく。それ以後客席から園長ってコールが起こる。いざ試合が始まるとリング上は堀口とシーサーのロンリープレイが多い。堀口が場外で倒れているとCIMAから襲撃受けたり、マグナムに踏みつけられたり、斎了からムリヤリリングに押し込まれたりで散々な目に遭っていた。HAGEコールが行われ、試合も終盤に差し掛かる。斎了がCIMAのパーフェクトドライバーを喰らいながらも立ち上がり、DoがCIMAをつかまえ、堀口が久々にビーチブレイクを決め、最後は斎了がドラゴンスープレックス*2でカウント3を奪う。CIMAはシーサーに肩を借りて退場。

■第2試合

マイケル岩佐ダニエル三島(反則(市川のヤリ攻撃を主張))×ストーカー市川、しゃちほこマシーン
フロリダの新テーマ曲が流れる。長い間待たされてようやく入場。入場を終えると「曲が長すぎた」と後悔する。引き続き市川が入場。腹には新年の挨拶「あけおめ」って書いてある。当初はハンデキャップマッチの予定だったが、フロリダがしゃちほこを招き入れて急遽タッグマッチが組まれる。最初はマイケルとしゃちほこのリングイン合戦。それが終わると例のまったりしたフロリダムーブで試合が流れる。ただし数珠繋ぎリストロック、ヘッドロックはなかった。終盤になるとアシカリトリックを披露するが、借り出された女性が恥ずかしがってかがんだ時にマイケルの足が顔にヒット。マイケルは素で謝る。八木レフェリーが(足が当たったとは言え形式上)注意を促すと背後ではマイケルが市川のヤリを頭にかざし刺さった事をアピール。さらにしゃちほこがマイケルの隣に座り、2人の頭をヤリが貫通したのをアピール、ダニエルも加わり3人の頭にヤリが貫通している事をアピール。八木レフェリーが振り返ると市川のヤリで3人の頭を串刺しにされている光景が。すかさずゴングを要請し市川の反則負け。

■第3試合

新井健一郎阪神タイガースープレックス)×鷹木信悟
気持ちを前面に押し出して戦う二人の対決。いつもながら鷹木のパワーには驚かされる。ただ、アラケンが鷹木のパワーラッシュに危機感を感じながらも敢えて鷹木の技を受けているように見えた。最後はスタンドからのスリーパーから引き続き阪神タイガースープレックスでカウント3を奪う。

■休憩中
フロリダがスカパー販促活動。その際に翌日のK-DOJO参戦を発表。八木の同行を煽り、なんとか承諾させる。

セミ

望月成晃(ツイスターII→片エビ固め)×ドラゴンキッド
試合中、キッドがモッチーに対し「ドリームゲートが何だ!俺はエルヌメチャンピオンだ!」と叫びながら攻撃を仕掛ける場面も。久々のバミューダトライアングルも披露する。引き続き場外での攻防が繰り広げられる中、モッチーのナックルがニブい音とともに鉄柱にヒット。そこからキッドがモッチーの右手を鉄柱に打ち付けて潰しにかかる。この攻撃が後々まで尾を引き、キッドペースの展開が続く。最後は手がなくてもドリームゲートを取った足でモッチーのペースを掴み、ツイスター、ツイスター2でピン。試合後、キッドはセコンドの堀口に肩を借りて退場、同じくセコンドに居た斎了がすごんだ表情でリングサイドに残りマイクを取る。「これまではアンソニーのため、DoFIXERのために戦ってきましたが、今年は斎藤了個人として戦います。はっきり言います。今日、前ドリームゲート王者のCIMAから(フォールを)とりました。望月さん、オープン・ザ・ドリームゲートのベルトに挑戦させてください。」といつになく真面目な口調で主張する。対するモッチーは「ベルトは上のほうで回す気なんてないから、そろそろ若い世代の挑戦を受けたいと思っていたところなんだよ。」と言い、対決ムードが少しほのめかされる。さらにモッチーはマイクを続ける「俺も去年悪冠追放受けて、FM2K組んでいろんなハードルを越えて取ったんだよ。お前も自分のハードルを越えたときに喜んで挑戦を受けるよ。そのハードルは自分で考えろ。」と言う。

■メイン〜オープン・ザ・トライアングルゲート6人タッグ王者選手権試合

(王者組)ミラノコレクションA.T.、○YOSSINOアンソニー・W・森(アナザー・スペース→片エビ固め)(挑戦者組)横須賀享K-ness.、×土井成樹*3
挑戦者チームが入場。土井は本名に変えたということでバットは封印したのか、両手が空いている。引き続きタッグリーグ戦以降すっかり定番になったダンサー付きのイタコネの入場。アンソニーYOSSINO、ダンサー、そしてミラノがモデルポーズで立つ。何か変だと思ったらミラノのサングラスがない。ミケーレが居ない。違和感たっぷりだ。両手をプランプラン振っての入場だ。コミッショナーとしてスポンサーの株式会社高尾の代表取締役がタイトル戦の宣言をする。かねてからYOSSINOに対して遺恨のある土井は試合開始前からエキサイト。初っ端からミラノと横須賀が対立。タイトル戦にありがちなおとなし目の立ち上がり。一通り攻防を繰り広げるとミラノはYOSSINOにスイッチ。横須賀はK-ness.にタッチするが、飛び出したのは土井。子供のケンカのノリに近い動きだ。次は順番どおりアンソニーK-ness.が。一通り攻防が終わると、最初に捕まるのがアンソニー。いつもの事だ。アンソニーが何とか集中砲火をしのぎきると今度はイタコネ全員のラッシュ。ミラノのイタリアンストレッチNo.27、YOSSINOのフロムジャングル、アンソニーの鉄柱越えプランチャーで会場が沸く。終盤に差し掛かると横須賀とK-ness.がアンソニーを再度捕まえに入る。それでもアンソニーは耐え抜いて、ミラノにつなぐ。最後はYOSSINOと土井が対立。変な駆け引きナシでガチンコで技をぶつけ合う。YOSSINOがトルベジーノに行けば、土井がDOI555で返す。YOSSINOリベリーエスペシャルを出せば土井はバカタレスライディングキックを見舞う。目まぐるしいフォール合戦の後、最後にとどめをさしたのがYOSSINOの新技、アナザースペース。土井は返せず、カウント3。イタコネが2度目の防衛を果たす。賞状、ベルトの授与式が終わると、ミラノがタッグの次はシングルと言うことでモッチーのドリームゲートの挑戦表明をする。となると先に直接表明した斎了も黙っているわけもなく、出てくる。マイク合戦が行われ、神田本部長に挑戦者決定戦を打診する。すると、挑戦者決定戦は認められ、日時が1/14の後楽園ホールに決定する。

*1:名古屋市中区にある歓楽街

*2:ノーザンライトスープレックスにも見えたので某サイト管理人に連絡する際自信がなくて「変形スープレックス」と書きました。

*3:この日よりリングネームをセカンド土井から土井成樹に変更