岐阜商工会議所大会
■試合前
新春お年玉価格でチケットが比較的安価*1で手に入る。試合開始前の対戦カード発表が行われる。岐阜出身のストーカー市川の名前は読み上げられない。最後に菊池リングアナが「なお、岐阜の英雄、ストーカー市川選手はとりあえず欠場となりました。」例によって欠場を惜しむ声はなく、爆笑が起こる。しかし、もはや理由がなくなって「とりあえず欠場」ですか。（笑）
■第1試合
- マグナムTOKYO＆○斉藤了（12分22秒 ドラゴンスープレックス）ミラノコレクションA.T.＆アンソニー・W・森●
- 最初にイタコネが入場。モデルを従えて、第1試合に入っていないYOSSINOはTシャツを着て、髪を後ろでしばって登場。この日のミラノもサングラスとミケーレはなし。引き続き斎了＆マグナムの入場。テーマは斎了だ。となると曲が変わってマグナムのダンスかと思いきや、そのままマグナム斎了のテーマでマグナムも入場する。何でだろうと思ったら、あとで気付いたけどダンサーがイタコネに取られちゃってるからだ。さりげなく斎了のコスチュームが変わっていた。従来のコスチュームのオレンジの部分が薄い紫になっていた。前日の名古屋のときと違っていた。最初から斎了がマジモード。ターゲットをミラノにロック。横からマグナムも入るが、斎了は「真面目なんだからチャカさないでください！」と強く言う。そんな斎了を見てマグナムは「新年早々エゴイストになっちゃって。」と自分を棚に上げて言うと、斎了は素で「それはリーダーでしょ。」と返す。試合が始まると、ほぼ斎了の独り舞台。他の選手がかすむぐらい斎了の気迫がリングを支配していた。昨年一緒に戦ったアンソニーに対しても容赦なく厳しい攻めを浴びせる。途中マグナムが斎了のアシストをすると見せかけて自らフォールを取ろうとするなどエゴイストぶりを発揮。斎了がアンソニーをカバージョで押さえ、マグナムが顔面にミサイルを見舞う。今度はマグナムがアンソニーを押さえ、斎了にミサイルを煽ると、そのままマグナムが丸め込んで斎了の動きを止めるなどイヤガラセをしていた。後半で、マグナムのイヤガラセで斎了のスワンダイブが素で失敗する*2などのアクシデントもあるものの最後まで斎了がアンソニーにドラゴンスープレックスを見舞ってカウント3。試合後、マグナムが斎了がスワンダイブに失敗した原因を岐阜の観客に報告。「時間は今日（10日）の10時30分ぐらい、目撃者はドラゴンキッド。熱田神宮*3に参拝に行ったときに隣の賽銭が投げ入れられた時に手をパンパンって叩いていたらしいです。他人の賽銭で参るからバチが当たったんだよ。」と釈明。当の斎了は「だって小銭なかったんだから仕方ないでしょ。」と言う。さらに「だいたいそんな事ここで言う事ないじゃないですか。」と付け加える。マグナムと斎了が引き上げるかと思いきやマグナムが再度マイクを取り、「そういえば斎了が一つ言い残した事があるみたいだから」と斎了を残す。斎了が会場を煽り、久々の斎了ダンスが繰り広げられる。今年最初の斎了ダンスだ。
■第2試合
- ○ドン・フジイ＆しゃちほこマシーン（6分43秒 エビ固め）新井健一郎＆ストーカー市川●
- 最初の対戦カード発表時はフジイさんとアラケンのシングルだった。しかし、第2試合はC面という暗黙の了解がある上、メンツがC面に対応できる二人と言うことで市ちゃんが出るならここだろうと予測ができる。フジイさんのコールの時はやはり「わくわくフジイランド園長 175cm 105kg ドン・フジイ〜」とコールされる。それ以降会場からは「園長！」って太い声が浴びせられる。負けじとアラケンも手を耳にかざしアラケンコールを煽る。フジイさんの旗色が悪くなり始めるとフジイさんがリングを下り、花道を引き上げる。すると耳慣れないテーマ曲が流れる。ターバンを巻いてあごひげ付けてサーベルをくわえたストーカー市川が登場。DRAGON GATE Prestageの市ちゃんキャップをばら撒きながら客席を練り歩く。その際菊池リングアナは「安全です。逃げないで下さい。その場に居てください。」とアナウンス。会場は爆笑。菊池さんもいい仕事するなぁ。引き続き燃えよドラゴンズが流れる。しゃちほこの登場だ。これでタッグマッチができる人数になったが、わくわくフジイランド同士でフジイさんと市ちゃんが組むかと思ったら、市ちゃんがマイクで「アラケン、一緒に飛行機でメキシコ行ったよなぁ。」と同期の絆をちらつかせる。さらにアラケンに豹柄の市ちゃんマスクをメイク道具と一緒に渡し、かぶらせる。菊池リングアナは「いささか強引ではありますが、急遽タッグマッチに変更します。」とアナウンス。試合が始まると、市ちゃんがフロリダが居る事のプレッシャーがなかったのか、居ない事でプレッシャーがあったのか、これまでとは何かが違うC面ファイトを繰り広げる。アラケンもけっこうノリノリで市ちゃんに付き合う。試合の最初の方はアラケンが目のメイクを自陣コーナーでひたすら行っていた。ロープ渡りも二人揃っての共演だ。市ちゃんがフジイさんの手を取り、アラケンがしゃちほこの手を取り、ロープ渡りを始める。いつの間にかフジイさんが神田本部長にすり替わる。お互いがロープ上でぶつかりそうになると、フジイさんがロープへ走り、二人がトップロープで股間を打ち付ける。会場は爆笑だ。その後、市ちゃんもコルバダや735、シーソーホイップかんちょうなどで食い下がる。最後、市ちゃんがフジイさんを抑えてアラケンにトップコーナーからの攻撃を指示して、アラケンがコーナーに上がっている最中に市ちゃんがフジイさんにひっくり返されて丸め込まれてカウント3。アラケンはコーナーに上がったきり呆然。みんなはそそくさと退場し、アラケン一人が取り残される。アラケンはリング中央で四方にお辞儀をして退場。
■第3試合
- ○YOSSINO（8分47秒 アナザースペース→片エビ固め）堀口元気●
- これまた魅力的なシングルだ。スピードのYOSSINO対ハイテンションの堀口の対決。堀口が絡むとどうしても髪がからんでくる。全体的にYOSSINOのペースで試合が運ばれていた。中盤では堀口がビーチブレイクに行こうとするが、前日同様と言う訳には行かず、あっさり返される。終盤では堀口が再三逆さ押さえ込みに行くがフォールを奪えず。最後はYOSSINOの新技「アナザースペース*4」で堀口をマットに叩きつけて3カウント。堀口をも仕留めるアナザースペース、今後も警戒が必要だ。
■セミ
- ○ドラゴン・キッド（10分47秒 ウルトラ・ウラカンラナ）土井成樹●
- 選手、ファンには悪いが、勝敗はやる前から見えていた。土井の印象といえばキッドに再三吐きかけた「アホか！」の言葉。試合自体は土井のペースであったが、キッドが敢えて受けていたように見えた。DOI555、バカタレスライディングキックは出るものの、勝ちを取るまでに至っていない。土井が走ってくるところでキッドはタイミングを合わせてスワンダイブして土井に飛び掛る。ウルトラウラカンラナ炸裂だ。あっさりとカウント3を奪う。
■メイン
- ○望月成晃＆横須賀享＆K-ness.（19分9秒 ツイスターⅡ→片エビ固め）CIMA＆スペル・シーサー●＆鷹木信悟
- 先にわくわくフジイランドがフルメンバーで入場。寡黙なキャラを通してきた鷹木も照れくさそうに入場テーマ曲「手のひらを太陽に」の「♪て〜のひらを太陽に・・・」の部分でみんなと一緒に手を頭上にかざしていた。貴重な絵だ。そしてMCが。フジイ園長からわくわくフジイランド閉園のお知らせだ。フジイさんの挨拶の時に、鷹木は隅っこでしっかりお辞儀をしていた。CIMAがマイクを取り、テレビ西日本が着ている事をアピール。こんなんじゃ放送できないぞと観客を煽り、歓声を巻き起こさせる。引き続きFM2Kが入場。モッチーは肩にオープン・ザ・ドリームゲートベルトを肩にかけて入場。試合が始まると、やはり主導権を握るのはFM2K。しかし、一番目を引いたのは意外にも（と言っては失礼だが）シーサーだ。初めて入ったユニット最後の試合と言うことでシーサーなりに思い入れがあったのか。捕まりはするものの、気迫で凌ぐ場面も見受けられた。鷹木も腰を落として踏ん張るモッチーを引っこ抜くようなブレーンバスターで会場を沸かせる。中盤では場外戦が繰り広げられる。シーサーの道産子ティヘラもしっかり披露する。最後はシーサーが捕まり、モッチーのわがままなヒザ小僧、三角蹴り、ツイスターを喰らいつつも立ち上がる。シーサーがひょっとしてヨシタニックにでも行くかと思うが、さすがにそうは行かず、ツイスター2*5に沈められる。ちなみに試合前からメンバー同士で「アミーゴ！」と呼び合い、シーサーが担ぎ上げられた時にロープ際で横須賀に動きを封じられているCIMAが「アミーゴォォ！！」って叫んでいた。試合後モッチーがマイクを取り、「わくわくフジイランド、お疲れさん」と労をねぎらう。CIMAが「わくわくフジイランドの清掃係の市ちゃん置いてくから責任持って締めさせろ。できんかったら解雇や！」と言い放つ。さりげなくブラックだな。モッチーは「市川置かれても正直困る。」と本音を。さらに、「今年は何の因果か5人減ってひょっとしたら去年よりも試合多くなるかもしれないから頑張れよ。」と市川を励ます。そして、「この場は岐阜の英雄ストーカー市川に締めてもらいましょう」と言い、FM2Kメンバーはサイン会ブースへ直行。市川がマイクを持ち、「今日は岐阜に初めてテレビが来ました。そんな中でたくさん来ていただいて本当にありがとうございます。」と無難な挨拶をする。そして、「みんな何を期待してるかわかってるよ。」と言い、一発ギャグで披露しようとする所で音楽が流れて場内は撤収作業に入る。
