強敵出現

自分の担当する初心者の練習は本日6人。
中で、強敵はNくん(小1・男)だ。今日は脇絞め*1を教えたのだが、うつ伏せになったところでいきなり「ムリ!」と言い放ちやがった。他の子は遅いながらも精一杯やっていた。未就学の子どもたちでさえやっていた。「やりもしないうちからムリって言っちゃダメだよ。」と言い聞かせてもうつ伏せになったっきり動かない。終いには後ろに進みやがった。「そんな脇絞めないぞ」とつっこむと見る見る不機嫌。「何で後ろに進む力を前に進む力に使おうとしないの?」と言っても馬耳東風。他の子はみんな終わって柔道着の乱れも直していた。このまま説教タレても意味なさそうと判断して畳の外につまみ出して、他の子を相手に次に進もうとするといきなり蹴り入れやがった。そして、他の5人に対し「お待たせしました」と言うと、Nくんがどこからともなく現れて「待たせるな!バカ!」などと言いやがる。本気でグーで殴ってやろうと思ったけど放置。

ただでさえ不機嫌にさせられたのに、追い討ちをかけたのがMくん(小4、男)だ。何に対しても根気がなく、すぐに諦めたりサボったりする悪い癖がある。そのくせすぐにふざけて雰囲気を悪くしやがる。次のステップの「エビ」*2を説明している最中に、Mくんが自分をさして「カンニング竹山」とか隣のヤツにコソコソ言いやがる。人が一生懸命説明しているのに全然聞いていない事に対してキレそうになった。*3せっかくならということで開き直って竹山風にキレてみた。「お前にはもう教えんぞ!帰れ!」とハイテンションに言ってあげると次は泣き出しやがった。泣き出したら泣いたまま道場の隅から動かず。謝ろうともしない。

正直もうこの二人要らん。

一緒にやってる年中の男の子二人の方がよほどいいよ。
この二人よりはまじめに一生懸命やるし。

練習が終わった後、自分のエリアの一部始終を見ていたマダムたちが「先生、お疲れ様でした。」とねぎらってくれて、素で「ええ。本当に疲れましたよ。」と言ってしまった。父母の会の会長さんもちゃんとその状況を見ていて、二人の親が来たらこの日あった出来事をきちんと報告してくださっていた。で、親のほうから自分へ謝りに来ない。ここでもむかついた。

今回ほど子どもにモノ教えるのが難しいと思ったことはないよ。
あと、もう少し大人の対応できればと思った。

*1:うつぶせになって腕の力だけで前に進む運動。所によっては「腹這い」と言うところもある。

*2:体を横にして曲げながら腰の力で頭のほうに進む運動。

*3:キレた原因は「カンニング竹山」って言われたからではありません。念のため。