今日は道場で稽古。他地区の先生方も来てくださった。その中にライバル(とこっちが一方的に思い込んでる)N氏も居た。
すげえマッチョで、背も高い。その筋肉に裏づけされたパワーも半端じゃない。
さっそく乱取りを始める。さっそく先手を食らう。谷落としでサクッとひっくり返される。まず相手の一本。
自分は組み手を変えつつ精一杯悪あがきを始める。
相手の谷落としを警戒しつつ一瞬の隙をついて巻き込みが決まる。これで自分の一本
1−1のイーブンだ。
さらに同様の攻防が続き、自分が掟破りの谷落としで一本取る。
これで2−1、自分のリード。
次はお互い奥襟のつかみ合い。
力と力の攻防の末組み手はほぼ五分。
しかし、N氏は近い間合いを得意としているらしく、しっかり引き付けられて巴投げを食らう。
2−2に追いつかれて終了。
通常の巴投げは足の裏に相手を乗せる形だが、自分が食らったのはスネに乗せる巴投げだった。
普通、スネに相手が乗ったら、相手のほうがそのスネをつぶす形で技をかけた側の足の自由を奪い、寝技に移行する。
だいたいの相手は脚の動きを封じられる。
しかし、一度はつぶされた脚を再度伸ばして放り投げる脚力は恐ろしい。びっくりした。


練習後N氏とお話をする。
「左の技を覚えたら今の倍以上強くなるよ。」と言ってくれる。
「いやぁ、買いかぶりすぎですよ。」と言うも内心は嬉しかった。
2月末の試合でN氏と同じ地区の方と試合して、自分は払腰で投げられたのだが、その相手が自分に対して持った印象を聞かせてもらった。
N氏同様、「左で大外強引に行かれたら間違いなく倒されていた」と言う事を言っていたそうだ。
いやいや、左右の力のバランス極端に悪いから左の大外で軸足(右足)は踏ん張れても刈る足(左足)の力はないってば。


今日、自分がいろいろやってきた試行錯誤の方向性がわずかながら見えてきたのは収穫だ。
とりあえず左組み手の技も練習しよう。