アテネオリンピック

女子63kg級
地元愛知県出身、谷本歩実の登場。そして、見事に金メダル獲得。昨年の大阪でやった世界柔道では初戦にわずか7秒で一本負けという屈辱を味わっていたが、アテネでは精神的にタフになっていているのが見ていて伝わってきた。結果といえば準決勝の棄権勝ちを除いて、他は全て一本勝ち。動きが冴え渡っていた。安定感もここ最近では一番だ。終わってみれば横綱相撲だ。身長差をものともしない谷本の柔道は「柔よく剛を制す」そのものであり、小さい体にコンプレックスを持っている少年少女に希望を持たせるものであるように見えた。この先の飛躍を期待したい。
男子81kg級
塘内将彦の登場。しかし初戦敗退。敗者復活戦でも勝てず。素人目に見ても試合運びの未熟さが目だったのではないか。かける技が不用意すぎる。本人は次を目指したいらしいが、せいぜい頑張ってほしい。