大阪府立体育会館大会

YEAR END GATE 2004 第4戦
大阪・大阪府立体育館第2競技場
観衆1600人(超満員札止め

公開調印式
12/16の代々木のオープン・ザ・ドリームゲート王者選手権の公開調印式が行われる。立会人は神田本部長。モッチー、CIMA、本部長3人が書類に署名した事により選手権が正式決定した。近藤の乱入もナシだった。その後、体重が発表される。モッチーは85.0kg、CIMAは84.8kg。そして菊池リングアナが両者にコメントを振る。モッチーは「この鍵で扉開けてお前(CIMA)のプレート出して、俺のを入れてやる!」とマイク。それに対しCIMAは「今年2回お前(モッチー)からピンフォール奪ってやる。一度は16日の代々木、一度は今日や!」と返すと同時に会場は大歓声。

■第1試合 23分1本勝負■

ミラノコレクションA.T.、○YOSSINOアンソニー・W・森(16分29秒 リベリーエスペシャル)横須賀享K-ness.、×新井健一郎
まずはイタコネがダンサー従えて入場。タッグリーグ限定って訳ではなかった模様。続いてFM2Kが横須賀のテーマに乗って入場。試合が始まると、最初はアンソニーとアラケン。目まぐるしい攻防が続き、中盤ではミラノのイタリアンストレッチNo.27(多分)、YOSSINOのフロムジャングル、アンソニーの鉄柱越えプランチャで会場が沸く。終盤になると目まぐるしいフィニッシュホールド、フォールの応酬が繰り広げられる。そんな終盤を制したのがYOSSINO


■第2試合 30分1本勝負■1対2ハンディキャップマッチ

マイケル岩佐ダニエル三島(6分13秒 反則(レフェリーに暴行加えたため))×高木省吾
このカードは見たことあるようでなかった組み合わせ。結果はハッキリ言ってやる前からミエミエ。あとはジェットがどう見せてくれるかだけ。一つの見所はジェットラッシュとフロリダの対応。まずジェットがマイケルをつかまえて「ジェッジェッジェッ、う〜〜〜」とためたところでマイケルが後ろに転がってコーナーへタッチ。最後の一発を入れられないジェットは唖然とする。交代したダニエルにもジェットラッシュを見舞おうとするが「ジェッジェッジェッう〜〜〜」とためた所でダニエルがダウン。ジェットは困った表情を見せる。しかし悪冠のジェット、その後、見えない壁を作るマイケルに対し、普通に正面からパンチを食らわせるなどフロリダのムーブには悪冠らしく切り返す。一方、フロリダはレフェリーの八木も交えて実質3対1でジェットを攻撃する。3人でポーズをとると、ジェットは八木の背後に詰め寄り普通にはたく。終盤ではジェットがマイケルのフォールに行き、カウント2を入れたところで八木レフェリーが靴の紐をなおす。ジェットは激しく八木に詰め寄り、「真面目にやる気あんのか!?」って言い放つ。よく考えたらジェットラッシュの時の「よっしゃ行くぞ!」以外の発声聞けたのはラッキーだ。その後、マイケルが椅子を持ち出し、ジェットの背中に一発入れる。すかさずマイケルはその椅子に八木を座らせる。ジェットが振り向くと視野には八木が椅子に座っている。それを見たジェットは迷うことなく八木にミサイルキックを喰らわせる。案の定暴行と見なされ反則負け。結果はお構いナシでジェットは八木にさらに暴行を続ける。


■第3試合 30分1本勝負■

大鷲透(8分17秒 パワーボム→体固め)×斎藤了
透ちゃんの入場テーマが変わってた。試合の内容はハッキリ言って公開処刑だ。ほぼ透ちゃんのワンサイド。そういう状況だけに斎了がヘッドシザースに出ると会場が沸き返る。一番盛り上がったのは斎了がダイビングボディプレスをカウント2で返したところか。会場は大歓声。しかし、その大歓声が透ちゃんの神経を逆撫でたのか、デンジャラスなパワーボムを喰らわせる。さすがに斎了も返せず敗北を喫する。勝ってもなおおさまらない透ちゃんは帰り際に練習生をボコる。


■第4試合 30分1本勝負■

谷嵜なおき(9分50秒 レフェリーストップ)×鷹木信悟
何だか山崎邦正路線の谷嵜が子供のケンカの様なスタイルで意味なく、ハイテンションに暴れていただけのような気がする。鷹木にはCIMAとフジイさんがセコンドにつく。CIMAは盛んに「張ったれ!」や「返せ!」と檄を飛ばす。張り手の質は断然鷹木のほうが重い。一方谷嵜はやはり子供のケンカスタイルは変わらない。終盤、谷嵜は鷹木の足の間に頭を入れ、そのまま持ち上げる。ビーチブレイクに行くかと思いきや、鷹木は足をバタバタさせて逃げようとする。ここで谷嵜はその足を腋に抱え込み、谷嵜のケツより鷹木の頭が低い位置にある状態でそのまま垂直に落とす。間髪入れずにサッカーボールキック。さすがにダメージが大きく、鷹木はダウン。レフェリーはダウンカウントを入れる。立ち上がろうとしている鷹木に、谷嵜はさらに鷹木の顔にサッカーボールキックを入れてレフェリーストップ。勝ち誇る谷嵜の姿に激高したのはフジイさんとCIMA。すぐさまリングになだれ込んでフジイさんがチョークスラムを見舞う。谷嵜は起き上がり、マイクを持つ。マイクの矛先はセコンドのCIMAとフジイさん。「おい、保護者二人、文句あんのか?」「どんな勝ちでも勝ちは勝ちなんじゃ!」とハイテンションな谷嵜。CIMAはマイクを持たず「お前しょっぱいねん!」と吐き捨てる。谷嵜は「うるせえ!!」とキレて叫ぶ。そのハイテンションの収まりが悪かったのか、「音響!曲流せや!」とムリヤリ締める。


■第5試合 45分1本勝負■

望月成晃セカンド土井(14分55秒 スクールボーイ)×CIMA、ドン・フジイ
この日、初めてのぼりを振る。自分はCIMAののぼりを担当。しかし、のぼりに「C-MAX」って書いてあるのでその部分だけ目立たないようにという注文を受けてあまり大きな動きをせずに花道の奥の方で振っていた。ちなみに入場テーマ曲は「I LIKE COLA」で、CIMAのブーツの後ろのC-MAXのマークには「完」の文字がかぶせられていて、フジイさんのケツにもC-MAXのマークはなかった。言うまでもなくクレイジーファッキンはなかった。引き続きスカジャンを着たモッチーと土井が入場。しかし、自分はのぼりを片付けるのに気をとられていて、それ以上の様子は見えなかった。のっけからモッチーとCIMAが対峙。それだけで会場は大盛り上がり。モッチーは減量の成果を軽やかな動きで見せる。のっけからグランドの攻防は意外と珍しい展開。それだに見ていて新鮮な感じだった。土井に代わるとやはり捕まる時間は長かった。メンバーの存在感に押されて少々かすんでいたが、フジイさんの動きもよりパワフルに、よりスピーディーになっていた。モッチーのキックも正面から胸板で受ける姿が印象的だ。終盤になるとまたもモッチーとCIMAが激突。フィニッシュの応酬だ。CIMAがパーフェクトドライバーを出せばモッチーはツイスターを。それでもフォールを奪えず、CIMAがシュバインに行こうとしたところで次の技に移ろうとしたところで、ここまでいいところのなかった土井がこれ以上ないタイミングでバカタレを決める。モッチーは間髪入れずスクールボーイで丸め込んでカウント3。モッチーが勝利を収め、CIMAの調印式での宣言は達成されなかった。試合後のマイクではモッチーが「これが減量して85kgになった者と増量して85kgになった者の差だ!」と言い放つとCIMAは「減量と丸め込みは関係ないで。」と笑いを誘う。「お前のは減量やない。痩せただけや!同じ85kgでも俺のほうがいい体してるやろ!」と観客の歓声を誘う。さらにモッチーと同い年のフジイさんの肉体を指して「見てみい。まんま力道山やないか!」とモッチーをコキ落しにかかる。そのまま「今日は負けたけど、代々木ではそうはいかんからな。」と宣言。引き続き「モッチーが負けたらFM2K抜けてフロリダに入って、名前を『マチャ・アキ』にしろ。」と言う。モッチーはそれを受けて立ち、「CIMAが負けたらストーカー市川とスペルシーサー引き取って『わくわくフジイランド』絶対やってもらうからな」と返す。


■第6試合 60分1本勝負■

マグナムTOKYOドラゴンキッド、○堀口元気(9分42秒 反則(椅子でレフェリーに暴行))近藤修司brother YASSHI、×菅原拓也
今回のDoFIXERは白装束ではなかった。谷嵜はセコンドに。ダンスのときもコーナーに座るもののブンムクレて傘を振り回したりしていなかった。まずはキッドのテーマキッド、堀口、谷嵜、ダンサーが入場。引き続きテーマ曲が変わりマグナムが入場。ダンスが始まる。ダンサー2人とマグナムと堀口がリング上で踊る。堀口もダンスをそつなくこなすあたりさすがだ。悪冠の入場テーマもアレンジが変わっていた。両軍入場を終えるとコールがかけられる。先に悪冠、次にDoがという風になると、コールが終わると同時に悪冠がおそいかかるというのが恒例だが、なぜかこの日はそれがなかった。普通にゴングが鳴らされると一転してグチャグチャな展開。Doは堀口、悪冠はブラザーが出る。ブラザーは自分の髪を鞭のように振り回し堀口を精神的に揺さぶりにかかる。見た目はコミカルだが、ペシペシ音が響いて痛そうだ。それ以外あまり印象がないぐらいグチャグチャ過ぎる展開だった。リングには堀口と菅原が。セコンドの大鷲が椅子を投げ入れ、菅原は躊躇せず堀口に襲いかかろうとする。レフェリーが止めに入ろうとすると、菅原はレフェリーに椅子で一撃。この時点で反則負けは成立。当の菅原は結果はお構いナシで暴れる。場外でも乱闘が繰り広げられる。大鷲が客席の椅子を大量に投げ入れ、菅原が堀口に対し椅子の上へ十三不塔を見舞う。堀口はそれでダウン。タンカも出てくるぐらいのダメージだった。菅原がマイクを取り、中継のゲスト解説席に居るミラノを挑発し始める。ミラノもぐちゃぐちゃの展開を嫌ったのと、堀口に対する攻撃が許せなかったのが重なってかミラノがTシャツを脱ぎ捨ててリングに上がる。アンソニーYOSSINOも花道を駆け抜け颯爽とリングイン。そして・・・


■緊急決定試合 時間無制限1本勝負■

マグナムTOKYO、○ドラゴンキッドミラノコレクションA.T.YOSSINOアンソニー・W・森(6分1秒 ウルトラ・ウラカンラナ)近藤修司大鷲透brother YASSHI、×菅原拓也高木省吾
イタコネが加勢して急遽10人タッグが組まれる。緊急決定試合が宣告されると同時にリングには誰も居なくなる。方々で場外の乱闘が繰り広げられた。自分の目の前ではアンソニーと菅原がバチバチだった。これも正直どこを見ていいのか迷うぐらいすさまじい展開だった。終盤では菅原とアンソニーがリングで対立する。目まぐるしい攻防だ。菅原が十三不塔に行けばアンソニーがエレガントマジックで切り返してあわや札幌の6人タッグの決勝の再現かというところで、菅原がカウント2で返す。最後はキッドが堀口の仇と言わんばかりに菅原にウルトラ・ウラカンラナを見舞う。文句なくカウント3が入る。試合後のマイクではマグナムが「今日はイタコネに助けられたけど、6人タッグについては俺たち関係ないからミラノ、締めてくれ」と言って退場。ミラノも悪冠を倒してタイトル防衛を宣言して締める。ちなみに試合後、ユウキロック(多分)がブラザーに追い回されていた。


■感想■
名古屋から行ってよかった。
新幹線使って入った甲斐あった。
盛り上がりはさすがと言うところ。
のぼり振りも初めて体験できてラッキーだった。
あと、フジイさんに対する声援で「ドン様」ってのが印象的だ。
今度俺も「ドン様」って叫んでみようかなぁ。